３月28日（日）、御明神公民館において、「（仮称）御明神みらいづくり協議会設立総会（主催：御明神地区地域運営組織設立準備委員会（以下、準備委員会））」が開催され、町で２つ目となる地域運営組織として「御明神みらいづくり協議会」が設立されました。

　当日は、代議員や来賓、関係者など総勢43名が出席しました。

　はじめに主催者を代表して、平子田由則委員長から「私たち準備委員会は、御明神地区を活動拠点としている7団体で構成しております。地域課題の検討、実践の組織である、地域運営組織の設立に向けた全11回の会議や、地域の皆さんの声を聴くための情報交換会やみらいづくり座談会を開催し、組織の構成や規約などの検討を重ねてきました。設立後は皆さんのご意見をもとに、地域で少しずつ役割を分担して、未来の子供たちが暮らしやすい御明神を目指し、御明神地区全体として、地域の課題を解決していきたい。」と、設立に向けた挨拶がありました。

　議事に移り、準備委員会から代議員へ、御明神みらいづくり協議会規約案や事業計画案などが提案され、すべての議案が承認され、「御明神みらいづくり協議会」が設立されました。

　議事後、来賓の祝辞として猿子恵久町長から、「皆さん満場のご賛同により設立されたことに、お祝いを申し上げます。また、これまで一年以上にわたり、悩みながら準備を重ねてこられた平子田委員長はじめ準備委員会の皆さんに敬意と感謝を申し上げます。今から20年前は何をやってもまとまっていましたが、少子高齢化の波により非常に厳しい状況になってきております。しかしながら、御明神には竜川があり、駅が２つあり、舟っこ流しと花火の大きな祭りもあります。これからは若者も年配も一緒に考えて何かをやることで地域が盛り上がっていくと思います。この設立を機に米田会長を筆頭に、地域の若者を見出すというところで頑張ってほしいと思います。一番の根幹は地域づくりだと思いますので、よろしくお願いします。」と、激励の言葉がありました。

同じく、来賓の加藤眞純町議会議長からは、「10年くらい前から、地域運営組織が必要だということで、議会では島根県の雲南市へ視察研修にいきました。雲南市は小学校区くらいの範囲で、600～700人くらいの規模で、公民館の管理や地域に買い物できる場所がないためお店を運営するなど、様々な事業を行っていました。非常に素晴らしいなと思って帰ってきたら、御明神も組織が立ち上がり素晴らしいなと思いました。デマンドタクシーなどの地域内交通や除雪支援などを地域が行うと地域にお金が回ると思っています。新しい役員も選出され、新しい御明神のみらいづくりをますます発展させていってほしいと思います。」と新役員の背中を押していただきました。

　設立された御明神みらいづくり協議会を代表して、米田武美会長は「本協議会の会長ということで承認をいただきました。住民の代表の区長の皆さんを始め、副会長以下の役員の力もいただきながらやっていきたいなと思っております。世の中は大きな意味で過渡期を迎え、普通にやっていたことが普通にできない時代の中で、御明神地区の歴史や産業文化を踏まえながら、約2,100名の住民が、様々な意見を交わし、活力ある組織になっていけたらと思います。一番言いたいのは、地域が新しい負担を負うことになってはいけません。一つの組織ではかなわなかったことを皆さんで知恵を出し合いながら、明るい御明神に向けてみんなで行動していきましょう。」と意気込みを語りました。

今後、御明神みらいづくり協議会は、これまでの準備委員会やみらいづくり座談会で出たアイディアをもとに、組織の詳しい具体的な事業内容を検討し、実行していくこととしています。

20230328御明神みらいづくり協議会[PDF：805KB]