御明神みらいづくり座談会(第1回)が開催されました

公開日 2022年09月14日

更新日 2022年09月14日

 9月10日(土)、御明神公民館において「御明神みらいづくり座談会(主催:御明神地区地域運営組織設立準備委員会)」が開催されました。同会は、地域の暮らしに関わる一人ひとりの意見をさらに深堀りし、御明神地区における地域運営組織の設立につなげるために開催されました。

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 平子田由則委員長、猿子町長の挨拶のあと、総務省の地域力創造アドバイザーである、特定非営利活動法人都岐沙羅パートナーズセンターの斎藤主税氏を進行役として、座談会に先立ち、御明神地区の将来人口や人口構成などを踏まえた御明神地区の将来の姿についてのミニレクチャーが実施されました。斎藤氏からは、「御明神地区では、これまで地域を支える65~74歳の人口が横ばいで推移していたため何とかなっていた。今後その人口が急激に減少していくことが予想されるが、支えられる世代である75歳以上の人口はそれほど変わらない。また、この20年で高齢者のみの世帯は大幅に増加してきており、20年間横ばい・微減状態であった世帯数が、これから急激に減少していく。世帯数の減少は自治会の構成員の減少に結び付き、自治会運営・共同作業等に大きく影響するため、これまでと同じやり方を続けては機能不全に陥る。少子高齢化(多老化)の進展に備え、限界がきている自治会単位の枠組みを超えた、住民自治の仕組みが不可欠。これからの時代の地域づくりに求められるのは、住民活動ではなく住民事業、経済を含めた住民自治、分野横断による複数機能である小規模多機能自治であり、この組織体が地域運営組織。足し算ではなく掛け算で考えること。いかについでにやるか、まとめてやるかが大事。」との話がありました。

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 ミニレクチャーの後、各集落からの参加者や準備委員会の委員など、20代から70代の男女33名が座談会に参加し、10年後の自分の年齢を意識しながら、「10年後心配なこと」、「10年後地域どんな暮らしをしていたいか」を共有しました。その後、それぞれが思い描く10年後を現実のものとするために足りないことが話し合われ、参加者からは、「同世代やご近所など地域内の人との交流」、「農業を始め地域で生きるための生業やお金」、「病気に負けずに健康でいること」といったワードが出されました。

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 次回の座談会では、今回出された「足りていないこと」をもとに、自分たちでどんなことができそうか、話を深めていく予定です。第2回の座談会は10/29(土)、第3回は11/12(土)(両日とも13:30~)に予定しています。(次回の座談会も、御明神地区にお住まいの方はどなたでもご参加いただけます。予め、御明神公民館(019-692-3228)にお問合せください。)

地域運営組織…「地域の生活や暮らしを守るため、地域で暮らす人々が中心となって形成され、地域内のさまざまな関係主体が参加する協議組織が定めた地域経営の指針に基づき、地域課題の解決に向けた取り組みを持続的に実践する組織」(総務省「暮らしを支える地域運営組織に関する調査研究事業報告書」より) 

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