にしやま住民意見交換会が開催されました

公開日 2023年01月27日

更新日 2023年01月31日

 1月22日(日)、西山公民館において、西山地区地域運営組織設立準備委員会(以下準備委員会)主催の『にしやま住民意見交換会』が開催され、住民や地域関係機関など総勢56名が参加しました。

20230122にしやま住民意見交換会1

 意見交換に先立ち、地域運営組織の形成支援しているNPO法人まちサポ雫石の櫻田理事長から、「核家族化や高齢者単独世帯が増えたことで、子育てや福祉、防災など家族だけで支え合うことが難しくなっている。現状に対応するために地域の仕組みを考え直す転換期にきている。その仕組みのひとつが地域運営組織。組織がハブとなって自治会や地域団体などが枠を超えて連携することによって、これから先も西山地区で暮らし続けていけるような魅力ある地域にしていくことが大切。」と、西山地区の将来人口や世帯構成の変化などを踏まえた西山地区の将来の姿について話がありました。

20230122にしやま住民意見交換会2

 次に、準備委員会から西山地区における地域運営組織について説明が行われました。西山地区では、地域運営組織の必要性にいち早く気づき、準備委員会の前身である『西山地区地域運営に向けた検討会』が中学生以上全住民アンケートを実施し、その結果から地域住民による地域課題の検討、実践組織である『地域運営組織』の設立を決定。今年度5月に『準備委員会』を設立し、これまで8回の会議や勉強会を行い、組織構成や規約などを検討してきました。

 

[組織概要]

スローガン:岩手山と共に生きる 魅力が満載 ふるさと西山

事業:1.地域の環境保全に関すること

   2.地域の安心安全に関すること

   3.産業振興に関すること

   4.伝統文化の継承に関すること

   5.住民同士の交流に関すること

   6.情報発信に関すること

   7.地域自治への支援、人材育成に関すること

部会:情報部会、人材育成部会、事業部会

組織体制図:

20230122にしやま住民意見交換会3

 その後、7つのグループに分かれて、組織の部会として想定している【 情報部会 】【 人材育成部会 】【 事業部会 】をテーマ に、 事業のタネとなるアイディアを話し合いました。中学生から子育て世代、地域活動現役世代と幅広い年齢層から多様なアイディアが出され、視点の異なる中学生の発言に大人たちは驚いていました。

 意見交換後、アイディアを書き込んだ模造紙に赤シール(やった方がいいこと)と青シール(やってみたいこと)を貼り付け、特に【みんなでざっくばらんに話し合う場づくり】【西山の自然を活かした活動で魅力を知る】【ワンコイン除雪】などに多く票が集まりました。準備委員会の坂井委員長は「これらのアイディアを組織設立後に形にできるよう地域の皆さんと取り組んでいきたい」と意気込みを語りました。

 参加者からは「人口減少高齢化を踏まえて、自分にはどんなことができるのか考える機会になった。」「自分と同じ意見の人もいれば、そうじゃない人もいるし、年代によっても違うなと思った。頷きなどの反応があり話しやすく楽しかった。」と前向きな意見が多く聞かれました。

 今後は、組織の代議員選出や会員推薦の依頼、会員の公募など、設立総会に向けて準備を進めていく予定です。

20230122にしやま住民意見交換会4

20230122にしやま住民意見交換会5

20230122にしやま住民意見交換会6

20230122にしやま住民意見交換会7

Topへ