百日咳の流行について

公開日 2025年06月16日

岩手県内で百日咳が流行しています。

 百日咳とは

・特有のけいれん性の激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。

 特にワクチン未接種の乳幼児が百日咳にかかると重症化しやすい感染症です。

・感染経路は、飛沫感染と接触感染とされています。潜伏期間は約7~10日間です。

・感染すると、カタル期(かぜ症状で始まり咳が激しくなる)、痙咳期(特有のけいれん性の激しい咳発作)、回復期(激しい咳発作が次第に減衰する)の3期に経過がわけられ、約2~3か月で回復するとされています。

感染予防

 手洗いの励行、マスクを着用できる方は状況に応じてマスクを着用を心がけましょう。

予防接種

・現在、乳幼児の定期接種として、5種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ)と4種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)があります。

忘れずに接種をしましょう。

 ※4種混合ワクチンはワクチンの製造が終了したため、主に5種混合ワクチンを用いることとしています。

・ワクチンの効果として、百日咳にかかるリスクを80~85%程度減らすことができると報告されています。

 

【参考】

厚生労働省ホームページ 百日咳

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