11月24日（金）、令和5年度大日本農会農事功績表彰における緑白綬有功章受章を猿子町長に報告しました。

　農事功績表彰は、農業における新技術や経営改善に挑戦し、立派な経営を築かれるとともに、地域リーダーとして技術の導入・普及、産地形成、青年農業者の育成などに大きく貢献された農業者などに対し贈られるものです。

　酪農と水稲などの複合経営に加え、アイスクリームなど乳製品の加工販売や産直施設を運営する松原ご夫妻。酪農経営では牛の健康管理を最重点にしながら、省力化やコスト低減を進め規模を拡大。牧草や稲ホールクロップサイレージ生産などにより自家飼料の確保に努め、耕畜連携と循環型農業の経営を確立してきました。
　また、地域の酪農振興や自家飼料生産基盤の確保に向けた取り組み推進に寄与されただけでなく、地域の乳製品や農産物の付加価値を高め、地域の観光などへの相乗効果を発揮するとともに雇用を生み出すなど、地域活性化に大きく貢献されたことが評価され、今回の受章となりました。

　久美さんは「思いがけない受章となり驚いています。年は重ねましたが、これからも経営は楽な方向を選ばず、若い息子たちとともに盛り上げていきたいです」と話し、たみえさんは「受章は地域の皆さんのご協力や息子たちの頑張りがあってのことです。ありがとうございます」と深い感謝の言葉を話しました。
　猿子町長は「町内でも平成以降で3人目の受章。誠におめでとうございます。農事関係は厳しい環境の中ではありますが、今回の受章は若手農業者の皆さんにも励みになると思います」と敬意を表しました。