令和3年度「岩手県食の匠」に小田島節子さんが認定されました

公開日 2022年03月25日

 令和3年度の「岩手県食の匠」に、本町の小田島節子さんが認定されました(認定料理:「わらびおこわ」)。

 小田島さんは3月23日、町役場を訪れ、猿子町長らにその認定を報告しました。

 猿子町長は「昔はわらびを庭先で揉み、干す姿をよく見ましたが、今では珍しくなりましたね。懐かしく、そしてとてもおいしいです」と太鼓判を押していました。

 

 小田島さんは今回の認定に当たって「思いがけず食の匠に認定いただきました。母親を見て育ち、年を重ねるにつれて懐かしい味が思い起こされ、私も作りたいと思ったことがきっかけでした。レシピを見て作ってくれる人が増えてくれれば嬉しいです」と、感謝を語っていました。

 

 小田島さんは農家に生まれ、子どもの頃から山菜料理に親しんできました。わらびは塩蔵だけでなく乾燥させると、更に長期保存が可能となり歯応えもまして食味が上がることから、技術を実母から習い、手間をかけても乾燥わらびを作って「わらびおこわ」に使用しています。2019年より、町内の農産加工グループ「ふぁーむ女子会」の代表として活動し、町農産物の普及および郷土料理の伝承活動に貢献している小田島さん。同グループの商品は町のふるさと納税の返礼品に採用されるなど、地域からも愛される商品の開発にも貢献されています。

 

 食の匠認定制度は、長年培われてきた地域の食文化や郷土食に関する知識・技術を受け継ぎ、その情報発信と次代への伝承ができる人を「食の匠」として認定し、その活動を促進することを目的に実施されています。

認定を受けている人数は雫石町が県内最多で、小田島さんが14人目の認定となります。

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