【企業の森】盛岡セイコー工業株式会社社員が林業作業を体験

公開日 2022年03月25日

 3月24日(木)、盛岡セイコー工業株式会社の社員6人が杉の枝打ち作業を体験しました。

 雫石町と盛岡セイコー工業株式会社、岩手県の3者は、昨年11月に「企業の森づくり活動に関する協定」を締結。今回はその協定地である七ツ森地内の杉人工林29年生の町有林約0.5ヘクタールの範囲にある高さ約15メートルほどの杉の枝打ちを体験しました。

 社員らは長さ2メートルほどの枝打ちのこぎりを手にし、雪が残る林の中へ。慎重かつ丁寧に枝打ち作業に取り組み、約2時間ほどで枝打ちされ見通しの良い林に生まれ変わりました。作業後には「思っていたよりも簡単に作業ができました。枝打ちをして見通しの良くなった林を見ると気持ちがいいですね」と話し、達成感をにじませていました。

 技術指導を務めた盛岡広域森林組合の職員は、樹木の成長量をコントロールし無節で優良な材を生産するために必要な作業であることや、間伐や枝打ちなどで森林をしっかりと管理することで樹木の二酸化炭素吸収効量も上がることなど、環境対策への効果について説明。社員らは枝打ち作業の持つ意味合いや自然環境、森林の重要性に理解を深めていました。

 

◉企業の森づくり活動に関する協定

 雫石町が七ツ森森林公園内の森林約1ヘクタールを無償提供し、盛岡セイコー工業株式会社は間伐費用などを負担。社員が枝打ちや下草刈りなどを行うとともに環境学習などに活用し、県は活動のサポートをするもの。協定の期間は5年間。同協定地は2月3日から3月4日の期間で盛岡広域森林組合により保育間伐が行われ、約30%の抜き切りが行われた。

 

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