(株)重次郎の中屋敷敏晃代表取締役が「リエゾン-I研究開発事業化育成資金」の贈呈を受けたことを報告

公開日 2021年02月26日

更新日 2021年02月26日

 2月26日、(株)重次郎の中屋敷敏晃代表取締役が町役場を訪れ、猿子町長に「第18回リエゾン-I研究開発事業化育成資金」の贈呈を受けたことを報告しました。(株)重次郎は農研機構東北農業研究センターと共同で、イネ科牧草を「被覆作物(リビングマルチ)」として用いて雑草を抑制することによって、無農薬でタンパク含量の高い飼料用大豆を栽培し、これまで輸入に頼ってきたタンパク源飼料の国産化を可能にし、これをジャージー種などの今まで肥育牛としては利用されてこなかった牛に給与し、得られた牛肉の特性を明らかにすることで差別化を図り、雫石の自然の恵みから生産される牛肉として「付加価値」を高めて販売を促進する研究を進めており、今回この研究にリエゾンーI研究開発事業化育成資金が贈呈されました。猿子町長は「この度贈呈を受けたことは、町にとって嬉しく非常にありがたいことです。これを契機に、町の農業のためにより一層研究に取り組んでいただき、活躍をしていただきたい」と激励し、中屋敷さんは「手間をかけてでも美味しいお肉を作りたいという思いと、雫石町のもので飼料を国産化し、雫石町民に美味しいお肉を食べて欲しいという思いで3年ほど前から取り組んできました。この研究をきっかけに畜産・農業に興味を持ってもらいたいです。これからも町の畜産、農業の発展のために取り組んでいきます。」と力強く抱負を語りました。

 

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●いわて産学連携推進協議会(リエゾン-I)

 大学等の研究シーズ(新たな技術など)と企業の技術・製品開発などのニーズをマッチングさせることにより新事業の創出を図ることを目的に平成16年5月に設立し、現在、3金融機関と10研究機関が参画しています。「リエゾン-Iマッチングフェア」の開催、岩手銀行と北日本銀行による「リエゾン-I研究開発事業化育成資金」の贈呈などを主な活動としています。

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