公開日 2019年12月11日
更新日 2019年12月11日
119番通報のかけ方
消火活動や救急救助活動は一分一秒を争う時間との勝負です。
皆さんの正しい119番通報は、迅速・確実な消火活動や救命活動につながります。
いざという時のために、落ち着いて119番通報ができるよう日頃から手順などを確認し、119番を有効に使いましょう。
火事・急病人・事故発生(119番をする前の注意)
あわてず落ち着いて電話する
あわてていては大事なことが伝わりません。
まずは落ち着いて、自分の安全を確保して、病人の状態・災害の状況をできるだけ把握してください。
安全なところから電話する
通報している場所に煙や火が迫っていたり、異臭・有毒ガスの臭いがするなど、少しでも危険を感じたときは、直ちに電話を切って、安全な場所まで避難したあとでもう一度119番通報してください。
119番に通報-通報するときの注意
安全が確保できたら局番なしで119をダイヤルします。
興奮しているため一方的に話をする方がいますが、あわてず消防職員の質問にできるだけ詳しく答えてください。
状況の説明-119番で伝えるポイント
消防指令担当が 一つ一つ順番にお聞きしますので“はっきり”とお答えください。
(1) 災害(火災・救急・それ以外の災害)の種類・内容をはっきり伝える
・火災のとき:何が燃えているのか、逃げ遅れた人、けがをした人はいるか。
・救急のとき:病人やけが人の数・症状や状態、なぜそうなったか。
火事の場合 どこで何が燃えているのかを伝えてください 例えば:『1階の台所が燃えています。』
どの程度燃えているか、逃げ遅れた人がいるか伝えてください 例えば:『天井まで燃えあがっています。逃げ遅れた人はいません。』
救急の場合 いつ、誰が、どこで、どうなったかを伝えてください 例えば:『○○が急に部屋で倒れて意識がありません。』
持病や通院歴を伝えてください 例えば:『○○の病気で○○病院にかかっています。』
事故や災害の場合 事故等の状況を伝えてください。 例えば:『車2台の交通事故です。1台の車に男性が1名閉じ込められています。』
『頭から出血があり意識ありません。他にケガ人はいません。』
(2) 住所を市町村名から番地まで正確に、わからなければ目標となるものを伝える
住所がはっきりしないと出動することができません。
住所がわかった時点で必要な車両が現場に向かいます。
高速道路などでは、場所を正確に伝えるのは難しいので、道路脇に設置してある非常電話を利用するか、キロポストの表示を伝えてください。
(3) 通報者のお名前・電話番号を伝える
通報後、容態の変化の有無などをお聞きするため電話する場合があります。
携帯電話での通報の場合、通報後しばらくの間は電源を切らずに現場の近くで安全な場所にいてください。
通報終了-通報後のご協力のお願い
安全な場所へ避難と誘導
電話を切ったら直ちに安全な場所へ避難して、可能であれば消防車や救急車を誘導してください。
また、ご自身の安全を確保した上で、逃げ遅れた方の避難誘導をお願いすることがあります。
応急手当のお願い
通報後に具合が悪い人やけがをした人の状態によって応急手当をお願いすることがあります。
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