国民健康保険保健事業の実施状況について

公開日 2025年03月03日

 雫石町国民健康保険保健事業は、国民健康保険に加入されている方の健康増進と医療費抑制による保険料(税)負担を軽減することを目的として実施しています。

 保健事業では、健康づくり意識の醸成、特定健診受診結果による生活習慣病予防、薬剤の正しい知識の習得などを目的とした事業を実施しています。

カラオケ機器を使用した心とからだの健康づくり教室の開催

 国民健康保険に加入されている方を含む町内のふれあいサロンや地区公民館などでカラオケ機器を使用した健康づくり教室を開催しています。

 (株)北東北第一興商の音楽健康指導士のもと、カラオケ機器(DKエルダーシステム)を使用しながら、体操や脳トレ、指導士によるレクリエーションを行います。参加者は歌いながら身体を動かし、程よく汗をかいてリフレッシュ。最後は笑顔で教室を終えます。歌うことは口腔機能を高め、あわせて身体を動かすことで身体機能を維持します。何より、仲間と楽しむことで心とからだの健康につながります。

 令和6年度は、昨年度の取り組みに加えて、オーラルフレイル予防として、体操のほか、カラオケで好きな歌を歌ってもらう事業を実施しました。参加者同士が初対面でも、知っている歌で交流が生まれ、最終日は参加者全員集まってカラオケを楽しんでいました。

 また、音楽健康指導士がいなくても、画面を見ながら体操ができるため、とある老人クラブさんでは、寒さや積雪などで外出がおっくうになるこの季節に、機器を借り受けて体操を続けています。

 音楽健康指導士による教室開催のほか、機器の貸し出しは随時行っています。持ち運びが大変な方にはポータブル型にしてお貸しすることもできますので、自分たちで体操をやってみたいという方は町民課(☎692-6478)までお問い合わせください。

 合同サロン  老人クラブ等1 

 オーラルフレイル予防

生活習慣病予防教室の開催

 特定健診結果により、生活習慣病の予防や改善を図るため、講師による生活習慣病改善、口腔ケア講座を開催しています。

 今年度は、令和5年度特定健診の結果により参加申し込みのあった22名を対象に、9月から11月にかけて全4回教室を開催しました。参加者は、講座開始前に各種測定を行ってから講座を受講し、講座最終日に再度測定を行い、身体の変化や生活習慣改善への気づきを得ることができます。

 講師のお話で、生活習慣改善のための知識を学べるほか、日常的に取り組める簡単な運動の紹介もあり、実際に体を動かしながら教室はすすんでいきました。

 参加者には、最終日まで自身の身体の状態を記録できるファイルも配布され、教室終了後も振り返ることもできる内容となっています。また、2月には、町保健師によるフォローアップも行われ、記録ファイルの内容を確認しながら、今後の生活習慣についてアドバイスを受けました。

 教室参加のためには、まず、特定健診を受診し、身体や生活習慣の状態を知っておくことが必要です。

生活習慣病予防教室1   生活習慣病予防教室2  

まちのお薬屋さん相談会

 町内調剤薬局の薬剤師の皆さんにご協力いただき、薬剤の基礎知識や利用できる制度の周知、服薬やポリファーマシーに関するお話をしていただきました。

 令和6年度は、ふれあいサロンや通いの場で薬剤師による講話を実施しました。参加者から、健康のポイントなども確認でき、わかりやすい説明で理解が深まったとの感想がありました。

お薬講話

特定健診、特定保健指導の実施状況

 令和6年度の個別医療機関による特定健診は10月で終了し、健診結果がお手元に届いていると思います。結果はいかがだったでしょうか。特定健診は、年に1回、ご自身の健康状態を確認できる大切な健診です。毎年受けて、生活習慣病の予防にお役立てください。

 また、健診結果により、対象となる方には、特定保健指導のご案内をしています。特定保健指導は、生活習慣の聞き取りや測定結果、健診結果に基づいて、改善が必要な項目についてアドバイスを行います。「保健指導」と聞くと、いろいろと言われるのではないか?制限されるのではないか?と足が向かない方もいるかもしれませんが、まずは健診結果を確認し、健康づくりのより良い方法を、保健師と一緒に考えてみませんか?

 近年の健康志向により、町の特定保健指導の実施率も少しずつ増えています。案内が届きましたら、ぜひ健康センターに足を運んでみてください。

特定健診受診率   特定保健指導実施率

個別説明会参加者 

 

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