公開日 2024年07月30日
下水道が整備されても、何でも流せるわけではありません。正しく使用しなければポンプの故障の原因となったり、設備の寿命を縮めたりすることになります。また、処理場や下水道管の維持管理費が増加して、結果として使用料の改定という形で皆さんにご負担をお願いしなければなりません。
下水道の使用については、水に溶けないもの(台所の調理くず、天ぷら油などの食用廃油、ガソリン・シンナー類、ティッシュペーパー、生理用品など)を流さないようにお願いしています。しかし、実例では紙おむつ、パンツ、タオル、ビニール袋、調理くずや食べ残しなどが流されていました。これらの物を流すと下水道の流れに支障をきたし、町内に多数設置されているマンホールポンプが故障・停止することがあります。もし発見が遅れれば、マンホールや宅地内の「ます」から汚水があふれたり、家庭からの排水が流れなくなったりする恐れがあり、周辺の皆様にも大変なご迷惑をおかけすることが考えられます。また、過去には下水道管路内で油分が固着し下水道管路の閉塞が発生したこともあります。
下水道はみんなで使う公共財産です。このような事故等を起こさないためにも、皆さん一人一人がルールを守って正しく使いましょう。
流してはいけないもの
水に溶けない紙類は流さない
水に溶けない紙、ティッシュペーパー、紙おむつ、生理用品、タバコの吸いがらやガム、ビニールなどを流すと詰まる原因となります。
台所のゴミは流さない
台所からでる野菜くず、食べ残しなどを流すと、排水管が詰まったり悪臭発生の原因となったりします。
油類や脂肪分を含む乳製品を流さない
天ぷら油やサラダ油等の廃油を流さないでください。油類は下水管に付着したり、石けんと化合して固まったりするため、管を詰まらせる原因となります。新聞紙や布等にしみこませるか、市販の凝固剤を利用して、燃えるゴミとして捨ててください。
なお、町では使用済み食用油の拠点回収を実施していますので、使用済み食用油の再資源化にご協力ください。
揮発性の高い危険物を流さない
シンナーやガソリンなど揮発性の高い危険物を流すと下水管の中で爆発したり、下水管を損傷させたりします。