12月6日（水）、盛岡セイコー工業株式会社でクマ出没時に備えた研修会が実施されました。

　敷地の３割を森林で占めている同社は、クマによる人的被害が県内で相次いでいることを受け、クマ被害を予防するため今回の研修会を企画。警備や森林保全など屋外での業務が多い職員11人が参加しました。

　町職員で農林水産省農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーの谷崎修さんを講師に招き、座学でクマの生態や被害対策、遭遇時の対処法などを確認。屋外での訓練に移ると、クマの追い払いに有効な花火の発射や訓練用のクマスプレーの噴射体験をし、有事の手順や有効な距離を確認しました。

　参加した職員は「メディアの情報だけでなく実態に即した話が聞けたのでためになった。もしものことがあれば焦ることなく実践したい」と万一のクマの出没に気を引き締めていました。