雫石町防災アドバイザーに委嘱状を交付

公開日 2023年11月01日

 町役場で雫石町防災アドバイザー委嘱状交付式が行われ、齋藤徳美さんと小原千里さんに委嘱状を交付しました。

 齊藤さんは「1998年の岩手山噴火危機から25年。火山は小康状態でありますが、いつ動き出すかわからないもの。雫石町の安全のためにこれからも尽力していきます」と述べ、小原さん「これまでの経験や調査結果を踏まえ、もしもに備え役立てられるよう今後も努めてまいります」と決意表明しました。

雫石町防災アドバイザーについて

 近年、自然災害の発生が頻発するとともに、その被害の規模が大きくなってきています。本町でも、2013年8月に豪雨災害が発生しました。

 このような、いつどこで起こるかもわからない自然災害から町民の生命財産を守り、町の防災体制と危機かんりのの能力向上を図るために、「雫石町防災アドバイザー」を設置しました。

 活動内容は、平常時は、住民や職員に対する研修会、説明会の講師や町が実施する防災訓練への助言。有事の際は、町災害警戒本部や災害対策本部への助言を行います。

齋藤徳美氏について

 秋田県出身。東北大学工学部資源工学科を卒業後、岩手大学工学部助手、助教授、教授、理事・副学長、放送大学岩手学習センター所長等を歴任。

 1998年の岩手山噴火危機には、岩手山火山活動対策検討会などの座長として対応に尽力。現在は、岩手県の火山活動に関する検討会座長などを務める。

小原千里氏について

 雫石町出身。元町職員。

 町職員時代から岩手山や秋田駒ヶ岳の現地調査を実施。そのデータは、県や気象台の火山防災に役立てられています。現在は、岩手県地域防災サポーターも務める。

委嘱状を受け取る齊藤さん
委嘱状を受け取る小原さん
防災アドバイザーの任期は2年間です
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