公開日 2023年09月04日
更新日 2023年09月12日
ご自身のため、大切な人のため、地域全体で心の健康づくりに取り組みましょう。
ご自身のこころの健康のために
つらい状況を乗り越えるための対処法は人それぞれです。自分にあった対処法を身につけましょう。
《対処法の例》
・疲れた時は休養や睡眠を十分にとる
・趣味や余暇活動で気分転換をはかる
・身近な人とコミュニケーションをはかる
・深呼吸をする(10秒呼吸法)
①3秒かけて鼻から空気を吸う
②1秒息を止める
③6秒かけて口から息を吐く
・物事の見方や考え方を変えてみる
(楽な考え方)それぞれ考え方が違ってあたり前。完全にできなくても、最善を尽くせばよい
セルフケアも大切ですが、つらい時には人に相談したり、支援を求めたりすることも、こころの健康を守るために必要な力です。
悩みを一人で抱え込まずに相談してください。
身近で悩んでいる人がいたら~私たちにもできるこころの支援~
私たち一人一人がゲートキーパー(命の門番)としての意識を持つことが大切です。
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。
決して特別なことではなく、誰でもなれます。
【気づく】
・生活の変化は悩みの大きな要因
昇進、引っ越し、出産など、一見他人には幸せそうに見えることでも、本人にとっては大きな悩みになる場合があります。
・周囲から見てわかる「いつもと違う」様子
表情が暗い、涙もろい、口数が少なくなった、反応が遅いなど
【声をかける】
・なぜ声かけが必要か
悩みを抱えている人は、「結局自分で解決するしかないのでは」「話しても分かってもらえないのでは」など様々な不安や心配から一人で悩みを抱えて孤立してしまうことがあります。声をかけて一緒に悩み、考えることが孤立を防ぎ安心を与えます。
・声かけの仕方に悩んだら
「どうしたの?なんだか辛そうだけど・・・」
「この頃元気ないようだけどどうしたの?」
「だいぶ疲れているようだけど、大丈夫?」
「何か力になれることはない?」
【話を聴く】
・「話しを聴くだけでは何もならない」と感じる人もいると思いますが、傾聴は悩みを抱えている方への大きな支援となります。
・話を聴く時のポイント
本人を責めたり、安易に励ましたり相手の考えを否定することは避けましょう。
話を聴いたら「大変でしたね」「よくやってきましたね」というように、ねぎらいの気持ちを言葉にして伝えましょう。
【つなぐ・見守る】
相談先についての情報提供を丁寧に行い、場合によっては一緒に相談に行くなど、適切な専門家につながるよう支援したり、見守りましょう。
≪心の健康相談のお知らせ≫
気持ちが落ち込む、眠れない、イライラする、誰とも会いたくない、もの忘れがある、飲酒量が増えた・・・等、こころの問題や悩みのある方、家族や大切な人のことでお困りの方など、精神科医が相談に応じます。
〇相談日 令和5年10月3日(火)、11月7日(火)、12月5日(火)、令和6年2月20日(火)
〇時間 14時半~
〇相談医 未来の風せいわ病院 理事長 智田文徳 医師
〇場所 雫石町健康センター、相談者宅 等
〇申込み 予約制ですので、事前に健康子育て課(℡692-2227)まで連絡をお願いします。
~保健師による相談、家庭訪問は随時行っております~
【相談窓口一覧】
相談窓口一覧(岩手県作成R5.6.1現在)[PDF:337KB]
主な相談窓口一覧(厚生労働省R5.8.1現在)[PDF:1MB]
大切な人を自死で亡くされた方へ
大切な人を突然に自死で失うことは、とてもつらいことです。
のこされた人にもたらされる衝撃は大きく、今まで普通にできていたことがとても難しく感じられたり、なにげないやりとりに心が揺らいだり、ご自分を責めたり、怒りなど複雑な思いを抱えたりすることもあります。
自死遺族交流会では、同じ経験をもつご遺族が集い、自分の体験や思いを語り合い、お互いの悲しみや生きることを理解し、支えあう場です。話すことを無理に促されたりすることはありません。ご自身のペースで参加できます。
県内では7つの保健所とソーシャルサポートセンターもりおかで自死遺族交流会を開催しています。
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