安全を祈念し、岩手山山開き

　雫石町、滝沢市、八幡平市主催による岩手山（2,038メートル・日本百名山）の山開きが７月１日行われました。

　雫石町側では御神坂（おみさか）登山口で神事を行い、猿子町長をはじめ山岳関係者らが参加し、今年一年の山の安全を祈願しました。猿子町長は「新型コロナウイルスがようやく落ち着いてきたことで、観光客が増え、登山をする人も増加することが予想されます。安全な登山ができるよう、関係者の皆さんには多方面よりご尽力を賜りたいと思います」と登山シーズンの安全を祈願しました。

　神事の後に記念登山を開始。朝方は霧の多い天候でしたが、次第に回復。9合目のお鉢回りでは雲の合間から見える麓の街並みの景色を楽しみながら、時折吹く強風の中でも登山者は懸命に山頂を目指していました。

　山頂では、御神坂・馬返し・焼走りの各コースから登ってきた登山隊と共にピッケル交換や万歳三唱などが行われ、登頂の喜びを分かち合いました。