野生きのこの放射性物質検査の結果について

公開日 2021年09月21日

更新日 2021年09月22日

 当町で採取された「サクラシメジ」から、国の定める一般食品の基準値100ベクレルを上回る370ベクレルが検出されましたが、当検体については、採取から測定までの日にちが経過したことによる乾燥や全体的に汚れが付着した状態で、食用として流通させるには適さないものであったことから、再検査を行うこととなりました。

品目 採取日 測定日 セシウム134 セシウム137
サクラシメジ(野生) 9月10日 9月13日 不検出(<6.9) 370 370

 測定機関:岩手県環境保健研究センター

 (注)「測定結果」欄の()内は検出限界値を指す

  

 9月16日に現地調査を行い、近接地から「シャカシメジ」、「ナラタケ」、「マスタケ」の3検体を採取し、岩手県において検査した結果、国の定める一般食品の基準値100ベクレルを上回る放射性物質は、いずれも検出されませんでした。このことから、野生きのこ(サクラシメジを除く)についての出荷制限は行われませんので、お知らせします。

 なお、「サクラシメジ」については、継続して再検査を行い、安全性が確立されるまでの間は、採取並びに出荷は控えるようお願いします。

品目 採取日 測定日 セシウム134 セシウム137
シャカシメジ(野生) 9月16日 9月17日 不検出(<3.80) 6.70 6.7
ナラタケ(野生) 9月16日 9月17日 不検出(<4.70) 不検出(<4.30) 不検出(<9.0)
マスタケ(野生) 9月16日 9月17日 不検出(<4.70) 不検出(<5.20) 不検出(<9.9)

 測定機関:一般社団法人岩手県薬剤師会検査センター

 (注)「測定結果」欄の()内は検出限界値を指す

 

 また、町内で野生きのこを採取し、流通させる場合には、土や枝葉、砂等はよく取り除いてください。

 野生きのこの放射性物質検査については、食の安全や風評被害を防止するために、平成24年度より継続して行われており、今後も、岩手県と連携して、野生きのこの調査を随時実施することとしています。

  

 【注意】

 ここ数年、オークションサイト・フリマサイトにおいて、出荷制限地域「以外」から採取された野生きのこの販売が多く確認されています。これらの多くは、「出品者」が放射性物質濃度検査を行わないまま販売している事例が見られます。このため、基準値(100ベクレル)を超える野生きのこが流通されていないか、厚生労働省において産直やサイト上から直接買い上げて調査が行われていますので、取り扱いの際は、放射性物質濃度の自主的検査を行い、安全性を確認したうえで出荷・販売するようお願いします。

 ※万が一、基準値(100ベクレル)超過が判明した場合、出品・販売者に対して、厚生労働省が回収を命じる場合があるとともに、その地域においては、全ての野生きのこについて、出荷・販売目的での採取ができなくなる恐れがありますのでご注意ください。

お問い合わせ

環境対策室
TEL:019-692-6403
Topへ