雫石大火から70年 被災家族・消防団らが祈念碑周辺を清掃

2021年5月13日

 雫石大火警鐘不忘(けいしょうふぼう)の会(上野昭成会長)は、今年も大火発生の日である5月13日に下町の臨済寺境内南側に建つ祈念碑周辺を清掃し、防火への思いを新たにしました。

 清掃には被災家族や町消防団第一分団員、行政区の人など15人が参加。祈念碑周辺の草刈りを行い、清掃終了後は、参加者全員で「地域で火の用心と声を掛け合う」など防火の誓いを唱和し、参加者一人ひとりがそれぞれ半鐘を打ち鳴らしました。

 

 また、雫石大火70周年にあたり、同会が地域住民への火災予防啓発のため制作した防火標語ステッカーのお披露目が行われ、「火の用心」の文字を揮毫した雫石小学校5年の目時桜(めとき・さくら)さんに会長から記念品が贈呈されました。

 

 

 雫石大火は昭和26年(1951年)5月13日白昼に発生。発火場所の雫石駅前から風下の下町周辺に延焼し162世帯が焼け出されました。

 ここに吊るされている半鐘は、大火の時に駅前消防屯所で打ち鳴らされたものです。

 

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昭和二十六年 雫石町未曽有の大火【雫石町史より】

 昭和二十六年五月十三日、この日は、旧暦の四月八日で釈迦誕生の日にあたり農家は休みで、多くの人々は盛岡の大名行列を見に出かけて留守。更に、雫石町外三カ村の連合消防演習が安庭で行われて、消防は藻ぬけのから。加えて十日から晴天が続き、十二日には火災警報が発令されていた。この日の気象は、晴天のうえ西南西の風、風速十メートル前後と悪条件が重なっていた。午後三時十五分頃(※)雫石駅前高橋製材所貯木場より出火、強風にあおられて飛ぶ火の粉は、乾燥した茅葺屋根に飛び火して、第二、第三の発火点となるなど、同時多発性の火災となり、出火後およそ一時間にして町市街地の三分の一にあたる駅前、下町に燃え広がり、全戸数の三分の一を灰じんにして、午後六時三十分頃ようやく鎮火を見るに至った。

また飛び火によって、町の北東約三・五キロメートルにある町有林鉢森の造林地に引火し、山火事が発生し、造林地約二町歩(約二ヘクタール)、山林約三町歩(約三ヘクタール)を焼失した。

詳細については、こちらをご覧ください。(雫石町史抜粋 PDF:1.4MB)

※出火時間については諸説あります。

  

清掃活動1 清掃活動2

記念品贈呈 防火の誓い唱和

半鐘一点打 火の用心

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