高齢者虐待の防止

2020年9月25日

 高齢者虐待は、単に虐待をしている人が悪いわけではなく、認知症によるコミュニケーションの難しさや介護をする側の心身の疲労など、高齢者に関わる様々な要因が複雑に絡みあっている場合が多く、どこの家庭にも起こり得る身近な問題です。

 

虐待の種類

身体的虐待
 ・・・つねる、殴る、蹴る、動かないように身体を拘束するなど

心理的虐待
 ・・・無視する、怒鳴る、悪口を言うなど

介護・世話の放棄・放任
 ・・・必要な食事や排せつなどの世話をしない、介護サービスを利用させないなど

性的虐待
 ・・・裸のまま放置するなど

経済的虐待
 ・・・高齢者の年金や預金を勝手に使う、生活に必要なお金を渡さないなど

 

介護の負担を1 人で抱え込んでいませんか?

 介護には様々な悩みが付きまといます。一人で抱え込んでしまうと、それがストレスとなり、虐待につながりやすくなるだけでなく、自分の体調も崩れてしまいます。
 介護方法や認知症などを正しく理解し、適切な対応を実行することで状況を改善できることもありますし、介護サービスを利用して介護をしている方の負担を軽くすることも出来ます。負担や悩みを1 人で抱え込まず、まずはご相談ください。

こんなことはありませんか?

・どのように介護していいのかわからない。
・介護をしていて疲れてしまった。
・イライラしてしまい、怒鳴ったり、無視してしまう。
・思わず、叩いたり、つねったりしてしまう。
・相談できる人、手伝ってくれる人がいない。
・経済的に苦しく、病院・介護サービスを利用させることが出来ない。
・預貯金・年金などを管理し、本人に無断で使っている。
・介護が必要になる以前より、高齢者と家族の関係が悪い。

 

「何か様子が変だな」と感じたら・・・ -みんなで防ごう高齢者虐待-

 高齢者虐待防止法は、介護する人・される人だけが関係する法律ではありません。地域の方々も虐待の疑いのある高齢者を発見した場合は通報するように定められています。

 高齢者虐待は家庭内で起こることが多いため、なかなか周囲が気付きにくいという現状があります。虐待を受けている高齢者や、介護により疲れやストレスを感じている家族などに早く気付くことが、虐待防止の第一歩です。
 地域の方々も、住み慣れた地域の中で誰もが安心して暮らせるように、声掛けや見守りなど気軽にできることから始めましょう。
 もし、ご近所さんの困っている様子や気になる状況を発見した時には、地域包括支援センターにご相談・ご連絡ください。相談・通報は、高齢者を守るばかりではなく、虐待をしている養護者を救うことにもなります。
 ※情報についての秘密は固く守られます。安心してご相談・ご連絡下さい。

ご近所にこんな人はいませんか?

・暴力を受けている、怒鳴られる などと訴えている。

あざや傷があるが、どうしたのか聞いても話さない。
・家から怒鳴り声や悲鳴、物が投げられる音がする。
・天気が悪くても、外にいる姿がしばしば見られる。
・最近姿を見かけない。近所付き合いをしたがらない。
・目に見えてやせてきた。高齢者の服が汚れていたり、お風呂に入っている様子がない。
・ごみが放置されていたり、異臭がしたりしている。
・介護が必要なのに、デイサービスなどの介護サービスを利用している様子がない。
・郵便受けが新聞や郵便物でいっぱいになっている。
・訪問しても家族が嫌がったり、合わせてもらえない。
・介護者に疲れが見られ、介護に困っているようだ。
・家族がいるのに、いつも一人分の弁当等を買っている。
(※東京都老人総合研究所作成のものを参考に作成)

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お問い合わせ

地域包括支援センター
電話:019-691-1105