国登録有形文化財(建造物) 上和野馬頭観世音旧堂 

公開日 2020年04月27日

更新日 2022年04月21日

上和野馬頭観世音旧堂(かみわのばとうかんぜおんきゅうどう)

上和野馬頭観世音旧堂.JPG

 

【所在地】雫石町上野

【所有者・管理者名】宗教法人上和野馬頭観世音

【指定年月日】平成28(2016)年8月1日

【建築年】江戸時代中期~後期建立、明治14(1881)年改修、大正3(1914)年移築

【構造】木造平屋建

【屋根】鉄板葺

【建築面積】32
概要】

 旧堂は、正面を北に向け、方3間平面に、入母屋造、平入り。1重軒に屋根は鉄板一文字葺き、正面に1間の向拝をもつ。

 明治14(1881)年の棟札では、「再興」と記され、この表記は、新築したというより屋根の架け替え、縁周りを大修理した可能性が高く、当初の建築は江戸中期から後期頃と推定されている。

 江戸時代、公儀(幕府)の御馬買衆がやってくるほど南部馬の評価は高く、雫石では曲り家で馬とともに生活する形態を維持してきた。このため馬神信仰は厚く、古くから馬頭観世音を崇拝してきた。現在、旧堂は奉納された絵馬を多く収蔵していることから「絵馬堂」と呼ばれている。現在の本堂建立以前には長く住民の心のよりごころとして存在感を示し続けてきた、貴重な建造物である。

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