公開日 2020年04月28日
更新日 2020年09月10日
小岩井農場施設 第一号サイロ(こいわいのうじょうしせつ だいいちごうさいろ)
【所在地】雫石町丸谷地
【所有者・管理者名】(公財)小岩井農場財団
【指定年月日】平成29(2017)年2月23日
【建築年】明治40(1907)年
【構造形式】レンガ造り
【屋根】鉄板葺
【外壁】レンガ積
【建築面積】25.2㎡
写真提供:小岩井農牧(株)
【概要】
サイロとは、冬期間の家畜の飼料を確保するため、「サイレージ」という発酵飼料をつくる施設である。最上部の搬入口から、茎や葉ごとに粉砕した飼料用トウモロコシを入れ、空気を抜いて発酵させる仕組みで、発酵させることによって栄養素を失うことなく保存でき、牛の栄養状態を良好に保つことができる。隣接する第二号サイロ(明治41年築)と共に、日本に現存する最も古いサイロと言われ、日本に畜産が根付いた初期の様子を伝える貴重な資料である。