小岩井農場施設　第四号牛舎（こいわいのうじょうしせつ　だいよんごうぎゅうしゃ）

【所在地】雫石町丸谷地

【所有者・管理者名】（公財）小岩井農場財団

【指定年月日】平成29（2017）年2月23日

【建築年】明治41（1908）年

【構造形式】木造二階建

【屋根】切妻造、鉄板葺　

【外壁】下見板張

【建築面積】646.2㎡ 

 

写真提供：小岩井農牧（株）

　　　　　　　　　　　　                                               
【概要】
　産室を備えた搾乳牛用牛舎として建設され、現在は産室を撤去して搾乳専用に改築されている。窓や出入り口などの開口部が大きく、風通し良く作られていて、生乳にアンモニア臭などのにおいがうつることを防ぎ、同時に暑さに弱い乳牛が涼しく過ごせるよう工夫されている。小岩井農場に現存する歴史的建造物の中でも古い建造物のひとつとして重要である。また、現在も当初の目的と同じく牛舎として使用されていて、リビング・ヘリテージ（※）としての価値も有している。

 

※リビング・ヘリテージ…日本語で「生きている遺産」と訳され、”有効に活用されている文化遺産”の総称。