公開日 2018年08月24日
更新日 2018年10月03日
平成30年8月23日 記者懇談会
発表事項要旨
1. 雫石町戦没者追悼式について
戦争によって、かけがえのない命を亡くされた戦没者の霊を慰めるとともに、世界の恒久平和を願い、8月24日(金)午前10時より、町中央公民館大会議室で開催します。
式典は無宗教・献花方式で行い、遺族や関係者のほかどなたでも参列できます。 また、本年度は式典終了後に雫石町遺族連合会が主催して講演会を実施します。講演は岩手県遺族連合会 会長 甘竹勝郎(あまたけ かつろう)氏による「大切な命」と題した講演をいただく予定となっており、講演会にはどなたでも参加できます。
2.第2回雫石町介護予防講演会について
9月1日(土)午後1時から、町中央公民館 大会議室を会場に、「第2回 雫石町介護予防講演会」を開催します。
当町は7月末現在、高齢化率が35%を超え、超高齢社会のなか、介護予防の重要性が高まっています。
この講演会は、今年から認知症の予防や意識啓発を目的として開催していた認知症町民セミナーと統合し開催します。
内容としては、内閣府の地域活性化伝道師である有限会社ウィルビー代表取締役の志村 尚一(しむら しょういち)氏による「住み慣れた地域で安心して暮らせる老後を目指して」と題して基調講演をいただきます。
講演会については、定員が先着150人で入場は無料ですが、事前に申し込みをお願いしています。 また、岩手県知事から認定を受けた町内のシルバーリハビリ体操指導者で組織する、「リハしずくの会」による、「シルバーリハビリ体操」の実演や、担当課による「町の介護予防の取り組み」を紹介する予定です。
当日は、講演だけではなく、介護用品や便利グッズの展示コーナーや認知機能チェックができる体験コーナー、認知症予防のための簡単みそ汁のお振舞い、町内の介護関係事業所のポスター紹介コーナーなども同時開催します。
3.雫石町総合防災訓練について
9月2日(日)午前8時から、西山地区を会場に町の総合防災訓練を行います。 今年の訓練は大雨、火山災害などを複合的に想定し、消防や西山地区自主防災会などの防災関係機関や団体と連携して実施するほか、西山小学校も訓練に参加します。
【訓練主要時程及び訓練場所】
・西山公民館 8:00~11:40
避難広報訓練、避難訓練、避難誘導訓練、避難所開設運営訓練、倒壊建物救出訓練、負傷者搬送訓練、初期消火訓練、現場救護所開設訓練、炊き出し訓練、救命講習、ドローン活用訓練など
・西山小学校 8:50~11:40
避難訓練、火災防御訓練、初期消火訓練、水防工法訓練、児童引渡し訓練、防災学習など
【注目の訓練】 10:45~ 防災ヘリコプターを使用した孤立者救出訓練(西山運動場)
11:00~ ドローンを活用した訓練(西山公民館)
併せて、西山公民館会場では災害協定締結事業者6社による機材展示も行います。
4.雫石町敬老会の開催について
9月17日(月・祝)雫石町中央公民館野菊ホールを会場に敬老会を開催します。
多年にわたり社会に尽くしてきた高齢者を敬愛し長寿を祝うとともに、町民が敬老に対する関心と理解を深め、また高齢者自身も明るい楽しい生活を送っていただくため開催するものです。
今年度も、町内4地区を午前の部と午後の部に分けて開催し、雫石中学校吹奏楽部による演奏や各小学校児童のアトラクション、雫石高校郷土芸能委員会による芸能披露、雫石郷土芸能伝承活動 細川会による芸能披露などがおこなわれます。
5.雫石町大村地区音楽祭 町立御所小学校ジョイントコンサート及び夏の収穫市(特別篇)の開催について
8月25日(土)午後1時から、旧大村小学校の体育館を会場に、御所小学校の児童が、東京アカデミック管弦楽団オーケストラとのジョイントコンサートを行います。
このコンサートは、御所小学校の校歌を作成して頂いたご縁により、はじめて開催されるものです。
校歌の作成は、雫石町観光大使の、東京アカデミック管弦楽団・代表理事の七澤英貴(ななさわ ひでたか)先生が作詩され、曲は指揮者で著名な作曲家でもある平井秀明(ひらいひであき)先生に作曲をしていただきました。 コンサートは、全校児童がオーケストラの演奏で、御所小学校の校歌と、となりのトトロの「さんぽ」を合唱し、4年生はおもちゃの交響曲をオーケストラと一緒に演奏をします。
また、今回は岩手医科大学アンサンブルの皆さんもジョイントコンサートに参加することなりました。
今回会場となる旧大村小学校は、御所小学校の開校に伴い閉校となった学校で、コンサート当日には、学校活用事業として、旧大村小学校利活用実行委員会が主催する「夏の収穫市(特別篇)」も併せて開催します。
収穫市では地元産の新鮮な野菜や山菜、手工芸品、木工品などを販売します。収穫市の開催時間は午前9時から午後3時までとなっています。
配布資料
・みちのく岩手雫石銀河ライド100kmチラシ
・放射性物質の測定結果
・町の主要行事予定表
発表事項への質疑応答
1.雫石町戦没者追悼式について
Q:開始時間は何時からか。
A:戦没者追悼式につきましては10時から、町遺族会主催の講演会は11時からとなります。
Q:町犠牲者の人数は。
A:482人になります。
2.第2回雫石町介護予防講演会について
質疑なし。
3.雫石町総合防災訓練について
Q:今回の訓練にドローンの活用というのがありますが、具体的にはどのようなものを行うのか。
A:具体的には、モニターを通じて上空から写した映像を映すというのが一点、もう一点につきましては実際に資材を運搬する訓練を行います。
Q:火山災害といったところで、秋田駒ケ岳が非常に気になるところ。仮に噴火した場合、もしくは噴火の兆候があった場合を想定した訓練ということか。
A:そのような想定で行われます。
Q:無いに越したことはないが、非常時の際の訓練ということで、西山地区に対してはどのような考えがあるか。
A:4地区持ち回りでやっていて今年が西山地区。雫石町全体からすれば防災は訓練以外ない、自主防災にしても訓練を積み重ねていくことによって、その精度が高まると思いますので、非常に大事な訓練です。
4.雫石町敬老会の開催について
質疑なし。
5.雫石町大村地区音楽祭 町立御所小学校ジョイントコンサート及び夏の収穫市(特別篇)の開催について
Q:ジョイントコンサートはこれまで行われていなかったのか。
A:今回、御所小学校が統合して校歌の作成をお願いしたというご縁であります。7月には西山小学校御明神小学校の校歌を作成していただいた東京芸術大学、ふれあいコンサートの中で2校についてはお披露目してきたわけですけれども、御所小学校については東京アカデミック管弦楽団のジョイントコンサートの中でお披露目したいということで今回開催します。
Q:全ての統合された学校の方で 受けとめ方としてはどのように
A:それぞれのいろんな思いがあり、新しい学校に対する思いを込めた地域の皆さんに対して校歌も披露しました。この後は旧課題に応えていかなければ行けないと考えています。
配布資料についての質問
質疑なし。
記者からの当日質問
Q:第32次地方制度調査会が7月に発足されました。行政主体で、権益を法律により新たに行政単位で位置づけるような議論が国の方で進み始めているような話が出ています。法律上で行政単位での権益というものが位置づけられ、連携中枢都市圏というのも別個にあると思いますが、国の方でこういう動きがあるということに対する受け止め方とか考えなどは。
A:人口減少、少子高齢化、これに対応のは国難です。私たちが今日常生活しているここ5~6年の状況下と10年20年後、30年後40年後というスパンでいくと、事態は深刻な事態になるという予測です。それに対応した今の国あり方としては、例えば雫石町で持っているさまざまなインフラなどの維持というものがどこまでできるのか、目に見えて極めて厳しい状況になっていくことは間違いない。そのために雫石町としては、人口ビジョンの作成や総合戦略の作成など、それぞれの分野別にいろんな政策を年度ごとに組み立てて行っています。しかし、人口の減少をどう食い止めていくかというのが限界であり、増やしていくところまではいけていない。盛岡広域や岩手県も同様。広域連携で1つの公民館活動にしてもいろんなインフラにしても、そういう共同の仕様なども考えていかないと絶対にダメだというふうに思いますので、その方向性としては正しいのではないかと思います。
Q:自治体といったものが、極端な話、廃止されて県域で共同管理するというようなやり方になっていった場合、危惧されるところは独自性が失われるなどさまざまなことがあると思います。そういったところを危惧される面は。
A:それぞれの歴史や文化があり、いろんな伝統がある。そこは簡単に気分転換はできないわけですが、実態はそういうことで進んでいくというのは、本当に状況的には深刻な状況で考えていかないと、まあまあという簡単なことではないとそういうふうに私は思います。