公開日 2017年08月01日
更新日 2017年08月01日
7月22日、“雫石事故”を風化させまいと雫石中御所地区PTAが主催する慰霊の森の清掃活動が行われました。清掃には、御所地区の生徒や保護者、全日空労働組合連合会、町職員など約190人が参加。林道の刈り払いや慰霊堂などの清掃に汗を流しました。
また、30日には献花・拝礼が行われ、航空自衛隊が初めて公式に参加。ご遺族など約100人の関係者が犠牲者162人の冥福を祈り、航空事故の根絶を願い、事故の教訓を次世代の記憶に引き継ぐことを誓いました。ご遺族を代表して小山和夫さんは「関係者の皆さまにこの場所を守っていただき、感謝しています。悲惨な事故が2度と起こらないように、後世に語り継いでいきたい」と述べました。
昭和46年7月30日に雫石町上空で発生した全日空機と自衛隊機による衝突事故。当時世界最大の航空機事故で犠牲になった162人の内、125人が静岡県富士市の方でした。富士市と雫石町は、ご遺族とともに犠牲者の慰霊を通じ、また、小学生による両市町への相互訪問などにより長年交流を深めています。