公開日 2016年08月23日
更新日 2016年08月24日
平成28年8月23日 記者懇談会
発表事項要旨
1.「災害時における物資の緊急輸送及び物資拠点の運営等に関する協定」及び「地域において支援を必要とする者の把握に関する協定」の締結について
町とヤマト運輸株式会社岩手主管支店は、次の2つの協定を締結することとなりました。一つは「災害時における物資の緊急輸送及び物資拠点の運営等に関する協定」で、災害が発生し、又は発生する恐れがある場合において、町がヤマト運輸株式会社に対し緊急輸送及び物資拠点の運営等の支援協力を要請し、災害応急対策及び災害復旧対策が円滑に実施されることを目的とするものです。
もう一つは、「地域において支援を必要とする者の把握に関する協定」で、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、地域において支援を必要とする者を把握し、支援につなげ、地域福祉の向上を図ることを目的とするものです。
【日 時】
平成28年8月24日(水) 午前10時15分~
【場 所】
雫石町役場 3階 大会議室
【出席予定者】
ヤマト運輸(株)岩手主管支店 中川 幸洋(なかがわ ゆきひろ)
主管支店長 他5名
雫石町 町長 他4名
2. 「雫石町高齢者等の見守り活動に関する協定」の締結について
この協定は住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、地域において支援を必要とする者を把握し、支援につなげ、地域福祉の向上を図ることを目的に、盛岡北ミルクセンター及びいわて生活協同組合との間でそれぞれ「雫石町高齢者等の見守り活動に関する協定」を締結するものです。
【日 時】
平成28年8月29日(月)
午後1時15分~ 盛岡北ミルクセンター
午後1時40分~ いわて生活協同組合
【場 所】
雫石町役場 3階 大会議室
【出席予定者】
盛岡北ミルクセンター 代 表 高橋 健太郎(たかはしけんたろう)氏
いわて生活協同組合 理事長 飯塚 明彦(いいづかあきひこ)氏
他4名
雫石町 町長 他3名
3. 平成28年度雫石町戦没者追悼式について
戦争によって、かけがえのない命を亡くされた戦没者の霊を慰めるとともに、世界の恒久平和を願い、8月31日(水)午前10時30分より、雫石町中央公民館大会議室で開催します。
式典は無宗教・献花方式で行い、遺族や関係者のほかどなたでも参列できます。
4. 雫石町地域おこし協力隊の決定と委嘱状交付について
町では、基幹産業である農業の基盤強化支援と魅力発信の担い手として、「雫石町地域おこし協力隊」を募集しておりましたが、この度、千葉県茂原市(もばらし)在住の三宅博都(みやけひろと)さんの採用を決定しました。
協力隊には9月1日付で委嘱し、委嘱状交付は9月1日(木)8時30分から雫石町役場にて行う予定です。
5. 平成28年度雫石町総合防災訓練について
9月4日(日)午前7時から雫石町御所地区を主会場に実施します。
今回の訓練は、大雨や地震災害を複合的に想定し、警察・消防・御所地区自主防災会などの防災関係機関や団体と連携して実施するほか、西安庭地内の社会福祉施設の協力、学校や地域が連携しての訓練となるよう安庭小学校も訓練に参加します。
災害発生時に迅速で的確な対応が出来るよう、様々な訓練が繰り広げられます。
6. 平成28年度雫石町敬老会の開催について
町は、多年にわたり社会の進展に貢献されてきた敬老者に感謝と敬意を込め、9月19日(月・祝)に雫石町中央公民館野菊ホールで敬老会を開催します。
今年度も、町内4地区を午前の部と午後の部に分けて開催し、各小学校のアトラクションや雫石中学校吹奏楽部の演奏、雫石高校郷土芸能委員会による郷土芸能披露のほか、東北落語家六華亭遊花(ろっかていゆうか)さんによる特別公演も行われます。
7. 第14回雫石町町民劇場の上演作の決定とキャスト、スタッフの募集について
雫石町民劇場はこれまで、住民の総意に基づいた町民参加の手づくり演劇の制作と公演を通じ、地域文化の振興を図り潤いのあるまちづくりに貢献することを目的に公演を続けてまいりました。
今回の公演についても脚本を一般公募しており、今月8日の実行委員会での審査の結果、町内在住の佐々木正志(ささきまさし)さんの作品「葛根田川の夕焼け」を上演することに決定いたしました。
物語は、今から約300年前の宝永の時代に雫石で実際にあった葛根田川に橋を架けるために奮闘した百姓たちを題材としています。
上演は平成29年2月11日(土・建国記念日)、12日(日)の二日間、雫石町中央公民館野菊ホールで昼の公演となっています。
実行委員会は10月7日(金)の旗揚げ式にむけて、キャスト及びスタッフの募集を開始いたしますので、公演のPR共に周知をお願いいたします。
8. 「しずくいし暮らしの便利帳」の作成と配布について
町は、役場の窓口業務や行政情報、町の観光情報など、暮らしに役立つ情報を1冊にまとめた、「しずくいし暮らしの便利帳」を作成しました。
この便利帳は、(株)サイネックスと共同で作成したもので、作成に係る費用は広告収入でまかなわれています。
8月25日の区長配布の際に全世帯に配布するほか、新しく転入された世帯へも配布しますので、みなさんの暮らしに役立てていただきたいと思います。
発表事項への質疑応答
1.「災害時における物資の緊急輸送及び物資拠点の運営等に関する協定」及び「地域において支援を必要とする者の把握に関する協定」の締結について
質疑なし
2.「雫石町高齢者等の見守り活動に関する協定」の締結について
質疑なし
3.平成28年度雫石町戦没者追悼式について
質疑なし
4.雫石町地域おこし協力隊の決定と委嘱状交付について
Q:今回農林課での募集ということだが、9月1日から具体的にはどこに席をおいて、どのような業務を行うのか。
A:農業者トレーニングセンターに配属される。主な業務内容は、これまでの経験をいかして、雫石の農業、農家の現状をいろいろ見ていただき、新たな雫石の農業を資するような提案していただく。また、食文化、生産物の情報発信などにも取り組んで頂く。将来的に本人も農業で生計をたてたいとのことなので、町内の農家さんと交流を深めていただき、行政の方にもさまざま提案して頂きたい。
5.平成28年度雫石町総合防災訓練について
質疑なし
6.平成28年度雫石町敬老会の開催について
質疑なし
7.第14回雫石町町民劇場の上演作の決定とキャスト、スタッフの募集について
質疑なし
8.「しずくいし暮らしの便利帳」の作成と配布について
Q:本町で2回目の作成ということだが、1回目はいつだったのか。
A:1回目は24年度配布している。中身がさまざま変わってきているので、今回新たに作成した。
Q:町長に伺うが、新規に盛り込まれた部分はどのように町民に活用していただきたいのか。
A:防災交通や届け出証明など、日常生活に密着しているものなので、自宅の必要なところに置いて、有意義に活用してほしい。
記者からの当日質問
Q:本日未明に台風9号が通過したが、雫石町において被害は発生していなかったのか。また、今後台風の発生が増えてくると思うが、町の防災計画について大幅な見直しはないのか。
A:これまで、その都度計画の見直はしてきている。今年は変則的な台風が北上している傾向にある。今の防災計画に基づいて対応したい。
Q:「銀河のしずく」の刈り入れが9月以降に行われるようだが、台風の影響、農作物被害はなかったのか。
A:作付している人とお話をしたが、今回はそれほど強風ではなかったが、風にも強いようだ。今後、農家や農協の方々と農林課で台風の対策など情報交換をしていきたい。現状の作付は良い状態で進行しているようだ。収穫は期待できる。
Q:「銀河のしずく」の前評判通り、風にも強いということが実証されたのですね。
A:そうです。
A:風は強かったが、数字的にも特段影響はなかった。
Q:クマについて。目撃情報は春のうちからかなりあるが、これから農作物被害について心配されるが、対策についてはどうか。
A:被害状況について、スイカやトウモロコシなど農産物がいろいろできているので、被害にあっている状況だ。今後も被害は続くと思われる。
Q:踏み込んだ対策については。
A:昨年度から電気柵の設置補助を行っている。販売用の野菜だけでなく、自家用の野菜についても電気柵の補助を行っている。申し込み状況は多くないが、2件ほど来ている。また、被害の確認を行った職員が、防御対策についてアドバイスしている。
Q:イノシシ被害も増えているようだが。
A:イノシシも同様に、被害に遭われたところにはネットを張るなどの対策を推奨している。今後は捕獲に向けた対策を強化していかなければならない。
Q:それは猟友会などハンターを増やすことか。
A:ハンターは増やしたいが、なかなかみつからない。鳥獣被害防止対策協議会に活動してもらっている。装備の拡充も実施していかなければならない。