公開日 2015年01月19日
更新日 2016年04月11日
1月18日(日)、雫石町の冬の風物詩、復活第36回雫石町裸参りが行われました。
今回の裸参りには、36人が参加し、古式にのっとった装束「腰みの」「お守り」「横綱」に身を包んだ若者が雫石町上町の三社座神社から下町の永昌寺まで約1.2キロメートルの道のりを1時間半かけてゆっくりと祈願をしながら歩きました。
気温が低く、雪がちらつく厳しい天候でしたが、祈願者は寒さに耐えながら、「雫石町災害復興」「無病息災」「家内安全」「五穀豊穣」ののぼりなどを手にして、一歩一歩進んでいました。
【裸参りの由来】
昔、雫石の広養寺と臨済寺の間に高島屋という大きな酒屋があり、また、大正時代に入っては大久保、和川と二軒の酒屋があった。
酒屋の蔵廻りの若者たちが健康を祈願しての行事で、毎年厳寒の12月14日に実施され、お酒を呑んでから、足をそろえてゆっくり歩き、永昌寺の「あみだ様」にお参りした。
昭和7年に両酒屋が営業を止めてから中断し、昭和12~13年ごろに青年会で再興したが、再び中断した。
その後、昭和55年に雫石町青年団体連絡協議会により再興され、今年で36回目となる。
▲36人の祈願者
▲三社座神社での神事
▲願いを込め、一歩ずつ
▲寒さに耐えながら、歩を進める祈願者
▲「はさみ」「のぼり」「お供え」などをそれぞれが持ちます
▲10年の祈願満願を達成しダルマに目を入れます
▲今回10年の歩行祈願を達成した4人