公開日 2016年09月13日
更新日 2024年07月01日
介護サービスを利用したときの利用者負担は、利用者本人と同じ世帯にいる65歳以上の方の所得に応じて、サービスにかかった費用の1割~3割です。
利用するサービスによって、1割~3割の利用者負担とは別に食事代や日常生活費などが必要になる場合や、介護保険の対象とならないサービス費用もあります。
利用限度額があります(対象:在宅サービス)
介護サービスには在宅サービスと施設サービスがあります。在宅サービスは、1か月に利用できるサービスの限度額(支給限度額)が要支援・要介護の区分ごとに決まっています。この範囲内であれば、サービスを利用したときの負担は1割~3割です。限度額を超えた場合は、超えた部分が全額自己負担となります。 福祉用具の購入は、1年間(4月から3月)に10万円、住宅改修は20万円(原則1回のみ)の限度額が設定され、利用者の負担はその1割~3割となります。
区分 | 支給限度額のめやす(月額) |
---|---|
要支援1 | 50,320円 |
要支援2 | 105,310円 |
要介護1 | 167,650円 |
要介護2 | 197,050円 |
要介護3 | 270,480円 |
要介護4 | 309,380円 |
要介護5 | 362,170円 |
負担額が高額になったとき
月々の自己負担額が高額になり、利用者負担の上限額を超えた場合、上限額を超えた分について高額介護サービス費として支給されます。ただし、申請が必要となりますので、対象者には役場からお知らせします。
【令和3年8月から】
区分 | 負担上限額(世帯合計) |
---|---|
年収約1,160万円以上 | 140,100円(世帯) |
年収約770万以上1,160万円未満 | 93,000円(世帯) |
年収約383万以上770万円未満 | 44,400円(世帯) |
上記以外の住民税課税世帯の方 |
44,400円(世帯) |
世帯全員が住民税非課税 |
24,600円(世帯) |
|
15,000 円(個人) |
生活保護受給者の方等 | 15,000 円(個人) |
施設に入所したとき(対象:施設サービス、ただし、ショートステイを含む)
所得が低い方には、利用者負担段階に応じて施設サービスの食費と居住費の自己負担限度額が決められています。限度額を超えた分は、申請にもとづいて保険から給付されます。
◎令和6年8月から居住費の基準費用額等が変わります◎
近年の光熱費の高騰や在宅で生活している方との負担の均衡を図るため、介護保険施設の居住費の基準費用額が1日あたり60円引き上げられます。これにより、居住費の負担限度額についても1日当たり60円の引き上げとなります。
【令和6年8月から】
利用者負担段階 | 負担限度額 | ||
---|---|---|---|
区分 | 対象者 | 食費(日額) | 居住費(日額) |
第4段階 | 下記の段階に該当しない場合 | 負担限度額なし | |
第3段階(1) |
・市町村民税世帯非課税で、合計所得金額と課税年金及び非課税年金収入の合計額が、年間120万円超の場合 ・かつ、預貯金等が単身500万円、夫婦1,500万円を超えない。 |
1,360円 【1,300円】 |
ユニット型個室 1,370円 |
ユニット型個室的多床室 1,370円 | |||
※ 従来型個室 880円 | |||
多床室 430円 | |||
第3段階(2) |
・市町村民税世帯非課税で、合計所得金額と課税年金及び非課税年金収入の合計額が、年間80万円超120万円 以下の場合 ・かつ、預貯金等が単身550万円、夫婦1,550万円を超えない。 |
650円 【1,000円】 |
ユニット型個室 1,370円 |
ユニット型個室的多床室 1,370円 | |||
※ 従来型個室 880円 | |||
多床室 430円 | |||
第2段階 |
・市町村民税世帯非課税で、合計所得金額と課税年金及び非課税年金収入の合計額が、年間80万円以下の場合 ・かつ、預貯金等が単身650万円、夫婦1,650万円を超えない。 |
390円 【600円】 |
ユニット型個室 880円 |
ユニット型個室的多床室 550円 | |||
※ 従来型個室 480円 | |||
多床室 430円 | |||
第1段階 |
・市町村民税世帯非課税で、老齢福祉年金を受給している場合 ・かつ、預貯金等が単身1,000万円、夫婦2,000万円を超えない。 |
300円 【300円】 |
ユニット型個室 880円 |
ユニット型個室的多床室 550円 | |||
※ 従来型個室 380円 | |||
多床室 0円 |
※ 介護老人保健施設等を利用する場合、第1段階と第2段階は日額550円、第3段階(1)と第3段階(2)は日額1,370円です。
【 】の金額は、短期入所生活介護または短期入所療養介護を利用した場合の金額です。