【移住者の声】三宅博都さん ご一家

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雫石の風景を作っている。そんな気持ちで農業しています。/三宅博都さん ご一家/2016年移住・農業

 「朝、ここに来て、田んぼの様子を見る。それが本当に気持ちいい」と、岩手山を望む田の前で語るのは、3年前に移住してきた三宅博都さん。現在は町内大規模集落営農法人である(株)みのり片子沢の専務として、忙しい日々を送る。
業務は水稲とミニトマト栽培が中心だが、三宅さんによると「冬は除雪もしますし、草刈りもある。農業と言っても仕事はさまざま。私としては雫石の田園風景を守っ ている気持ちですよ」と胸を張る。
でも、実は三宅さんが本格的に農業の世界に入ったのは雫石に移住してからのこと。前職は大手電機メーカーで技術営業職に就いていたのだという。
「前の仕事では、海外勤務もあり、刺激的でした。でも、どこかで違う人生も探していて。そんなときにたまたま参加したのが移住体験ツアーでした。雫石のことは何も知らなくて、どこそれ?って感じでした。でも、行ってみたら雪景色が本当に美しくて、直感でここに住んでみたいと思ったんです」。
そしてトントン拍子に移住し、地域おこし協力隊をしながら農業への知識を深めた後は、現職へと進んだ。そんな三宅さんにとって農業は、「可能性しかありません。働き方も自由だし、何をしてもいい。飽きることはありません」とポジティブそのもの。その源になっているのが家族との雫石での穏やかな暮らしだ。
「仕事、家庭菜園、そば打ちなど趣味も充実し、子育ての環境もいい。本当に雫石の暮らしは満足しています」と三宅さん。日に焼けたその表情は、雫石生活者の顔だ。

管理している田んぼの水の調整を行う三宅さん。「農業は発見の連続。それが面白い」。

三宅さんの家庭菜園ではスナップエンドウが大きく膨らむ。

家族4人で雫石生活を楽しむ。ちなみに奥さんは中国の南部地方出身。「寒い寒い」と言いながらも楽しんでいるのだそう。住まいは農地付きの一軒家。

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