【移住者の声】上村 聡さん、美寿帆さんご夫婦

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東京から雫石へ 「暮らし」をしている実感/上村 聡さん、美寿帆さんご夫婦/2013年移住・ペンション経営

 岩手山の中腹に位置する岩手高原。眼下には、雫石の美しい田園が広がる。この自然の良さに惹かれ、約2年前に東京から移住し、ペンションを営むのが名古屋出身の上村聡さんと、妻で奥州市出身の美寿帆さんだ。この二人に1歳5ヶ月になる雫石っ子の愛娘の天乃ちゃんと、2匹のワンコ達を加えた賑やかな一家で雫石に訪れる宿泊客をもてなしている。
 上村さん夫婦が移住を考えたのは結婚前。いつかは、と憧れていたという。そんな思いが実現に向けて動き出したのは、移住のわずか1年前。
「主人は広告代理店勤務だったのですが、まさに激務。このままだと早死にするって真剣に考えました」と美寿帆さんは当時を語る。当の聡さんも同じ気持ちで、「このままじゃ、自分も夫婦もダメになるなって。それで、もう東京はいいや、移住しようって」。
 そう決心すると、いつかの夢としてとっておいたペンション経営がむくむくと大きくなり、岩手高原に立つペンションを購入することへとつながっていったそうだ。
「今はまだ僕たちらしい宿を作っている最中」と語る聡さんと美寿帆さん。集客もまだまだと語るが、その生活は本当に充実しているという。
「雫石の暮らしは知恵と身体を活かすことが基本。悠々自適というのんびりさはありませんが、“暮らし”をしている実感があります。東京では、“暮らし”ができてなかったんですよね、きっと」と笑う二人。そんな二人は、訪れる宿泊客一人一人に、雫石の良さとそこで暮らす喜びを話すそうだ。

聡さんの趣味がレコード収集。ロック、ジャズなどを聞かせてくれる。

HAIJIから望む雫石盆地

緑の中に立つペンション「HAIJI」。雫石をはじめとする地場の食材を活かしたメニューが自慢。

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