【移住者の声】箱崎光良さん、みきさんご夫婦

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移住で大きく変わった人生を楽しんでいます/箱崎光良さん、みきさんご夫婦/2009年移住・カフェ経営

 雫石の森の中に珈琲好きが集うカフェがある。丁寧に自家焙煎した豆をハンドドリップで淹れた珈琲と、窓の向こうに広がる岩手山のある風景が人気の「風光舎」だ。
 オーナーは、11年前に千葉県から雫石へと移住した箱崎光良さん、みきさんのご夫婦。夫婦共に外資系航空会社に勤務していたが、45歳を機に退職。雫石で理想だった“自然と共に暮らせる土地”と出会い、“いつかは”と考えていた田舎暮らしを実現した。そして、第二の人生として始めたのが前述のカフェ。在職中に趣味から始まり、自家焙煎珈琲の名店である東京のカフェバッハで修行するまでのめり込んで習得した技術が、雫石での「風光舎」開店につながった。
「バタバタと開店の準備を進めて、移住から1年もしないうちにオープンしました。本当は豆専門店としてやっていければと思っていたのですが、でも、こういう風景のきれいな場所にパイプ椅子を出して試飲じゃないなと。結果、カフェになりました」と光良さん。この言葉に、「自家焙煎とカフェの両立は大変ですが、お客様同士がお友達になられたりするのを見たら、こういう場を作って本当に良かったって、最近よく思うんです」と加えるのはみきさんだ。
 そんなご夫婦も雫石生活11年目。その感想はと尋ねると、「移住で失ったものもあると思います。でも、ここで得た大切なものはそれらと比べることができません。それはここでしか手に入れられないものだからです。何より、一度きりの人生が移住をきっけにしてこんな風に変われるというのはとてもいいなと感じています」と笑って答えてくれた。風光舎の香り高い珈琲は、今では雫石の魅力のひとつへと成長している。

自家焙煎された豆は、通信販売も可能。味わい、香りなど、好みに合わせてセレクトしてくれる。


木立の中に立つカフェ「風光舎」。美しい自然の中で、美味しい珈琲をいただける。

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