株式会社重次郎:社員インタビュー

雫石町の企業紹介 社員インタビュー

常識に縛られない自由な発想で、
日本の畜産を変えていく。

畜産 株式会社重次郎
株式会社重次郎

みんなが当たり前だと思っていることを、「なぜ?」「どうして?」と考えたことはありますか。会社経営でも「革新者」と言われる経営者は、世の中の常識を疑い、人とは違う角度から物事を考える視点を持っているものです。重次郎の中屋敷敏晃社長も、独自の哲学を持った経営者。7年間勤めたホテルを辞め、2004年に就農。わずか1頭の和牛繁殖からスタートし、ホテルで培ったビジネス感覚や発想を取り入れ、繁殖牛生産を中心に、ユニークな畜産経営を行っています。
例えば、多くの繁殖農家(牛を繁殖させ子牛を育て販売する農家)は、自分の育てた子牛がその後どのように育てられ、評価されているのか、あまり気にしません。しかし同社では、顧客の評価やニーズをしっかりリサーチし、子牛の肥育に反映するなど、通常のビジネスで大切にしていることを畜産の現場にも応用しています。

株式会社重次郎 株式会社重次郎

他にも子牛の飼養方法の改善や新しい牛「ジャー黒牛」の交配など、試行錯誤を重ねながら独自の生産スタイルを確立。現在では、358頭の牛を飼育するまでに規模を拡大し、「畜産」「パン製造」「運送」の3部門を事業の柱として展開しています。その根底で大事にしているのは、様々な顧客や消費者のニーズに応えること。「畜産業」は生き物への気配りが大事な「サービス業」であり、口に入るものを育てる「食品製造業」であると捉え、従来の概念に縛られない「感性」を大切にしています。

株式会社重次郎

新たな技術の導入など作業の省力化も図りながら、次に見据えているのは、重次郎の牛づくりのストーリーやこだわりを直接、消費者に届けること。子どもたちに対しても「食育」を通して、食の大切さ、農業の大切さを伝えていきたいと考えています。

株式会社重次郎:小野沢りんさん

小野沢 りんさん

[PROFILE]
2001年長野県出身。高校を卒業後、金ケ崎町にある岩手県立農業短期大学に入学。在学中に重次郎に研修に来た際に興味を持ち、土日にアルバイトとして通うようになり、2021年4月に入社。雫石町は長野に気候も似ており、交通も便利で住みやすいと感じている。

会社で学んだことを、故郷のために活かしていきたい。

株式会社重次郎

私の実家は農家ではありませんが、農業高校で学んでいた時に、短角牛を放牧している岩手に興味を持ち、金ケ崎町の農業短期大学に進学しました。牛の飼育に携わろうと思ったのは、お世話になった地元に貢献したいと思ったから。重次郎は他の畜産農家とは違って経営がずば抜けており、ここなら自分の将来に役立つことが学べると思い、入社を決めました。朝夕は牛に餌をやり、日中はそれ以外の業務を担当していますが、牛も毎日同じではありません。その日の状態を見ながら餌をあげる時が、牛の飼育を学ぶ意味でも一番勉強になります。うちの会社のすごいところは、経営の柔軟性。ロボット哺乳など新しい技術も積極的に取り入れ、自由な発想で臨機応変に対応しているのが、大きな強みだと思います。基本的には力仕事なので、もっと体力をつけなければなりませんが、自分なりにできる仕事を頑張ることが目標。いずれは長野に戻って、未利用地を活用した牛の飼育・販売に挑戦したいと思っています。

株式会社重次郎

〒020-0583
岩手県岩手郡雫石町上野新里5-4
TEL019-692-1763 FAX019-692-1831

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