株式会社宮田醤油店:社員インタビュー

雫石町の企業紹介 社員インタビュー

伝統の醤油づくりを、
岩手から日本へ、そして海外へ!

醤油加工品 株式会社宮田醤油店
株式会社宮田醤油店

「キボシ」の愛称で親しまれる宮田醤油店は、1904年(明治37年)創業の歴史ある老舗。岩手山麓にある雫石の森の中に工場を構え、岩手県産大豆を中心に厳選した材料だけを使い、寒暖差の大きい気候を生かした醤油づくりに取り組んでいます。製造する商品は、醤油を筆頭に、焼肉のたれやめんつゆなどの醤油加工品のほか、他社のPB商品の製造委託も行っています。

株式会社宮田醤油店 株式会社宮田醤油店

体制が変わったのは、2020年の6月。山田町の株式会社尾半ホールディングスに株の譲渡を行い、同社の社長が経営を担うことになりました。この2つの会社をつないでいたのが、「山田の醤油」。震災前に㈱びはんコーポレーションが宮田醤油店に製造を委託していたことが功を奏し、唯一、津波の被害を免れたのが「山田の醤油」でした。こうした縁もあり、新たな体制になった宮田醤油店の主力商品は、「山田の醤油」。SNSや新聞などでの広報活動をはじめ、地元飲食店やスーパーマーケットへの地道な営業活動により、販売量が増加。コロナ禍でも順調に増収を続け、今や会社の看板商品に成長しました。

株式会社宮田醤油店

社員数は、パート社員も含めて14名。少数精鋭ではありますが、年齢層が幅広く、チームワークも良好。残業もほとんどないため私生活との切り替えがしやすく、また、仕事に必要な資格取得にかかる費用などは会社がバックアップしてくれます。目指しているのは、「岩手の味」として宮田醤油店の醤油づくりが認められること。そして、いずれは海外での日本食ブームに対応できる新たな醤油を、岩手と共通点の多いスペインで製造すること。夢を大きく広げながら、今後は海外展開も見据えつつ、さらなる販路拡大を進めていきたいと考えています。

株式会社宮田醤油店:上打田内翼さん

上打田内 翼さん製造部

[PROFILE]
盛岡市出身。いわて生協から転職し、2019年に宮田醤油店に入社。従業員数は少ないが、そのぶん団結力が強く、それぞれの分野のプロフェッショナルが誇りを持って仕事をしているのが、会社の強みだと感じている。

人のことを考えて動く、仕事で一番大切なことです。

株式会社宮田醤油店

前職ではいわて生協のミートセンターで製造に関わっていたのですが、醤油づくりは全くの未知の世界…。不安もありましたが、思い切って新たな道に飛び込みました。私の仕事は、倉庫内の管理がメイン。製造された商品にラベリングして商品を管理、その後、営業担当者に引き渡すまでを担当します。製造と販売の間を橋渡しすることが仕事です。そのほかにも、12月には醤油の仕込み作業を行う仕事もあります。会社に入って学んだのは、チームワークの大切さ。醤油づくりはもちろん、製造と営業も協力が必要ですし、自分の仕事はお客様のところまでつながっています。人のことを考えて動くことを、日頃から心がけていますね。もともと、ものづくりが好きなこともあり、商品が形になっていく様子を見るのは楽しいですし、スーパーで自分が手がけた商品を見ると喜びを感じます。今はまだまだですが、いずれは醤油づくりを任せてもらえるようになりたい。後輩や先輩からも信頼される人になりたいです。

株式会社宮田醤油店

〒020-0544
岩手県岩手郡雫石町長山林ノ沢67-106
TEL019-693-1110 FAX019-693-4500

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