岩井建設株式会社：社員インタビュー
暮らしに役立つ道路や建造物を、
大切に守っていくために。
道路にしてもダムにしても、完成することだけがゴールではありません。完成をスタートとして、長く人々に使われ、ずっと役に立ち続けることが本来のゴール。そのために欠かせないのが、壊れたり老朽化した部分を修繕し、機能を維持するための工事です。
岩井建設は創業以来、国・県・町からの公共土木工事をメインに、道路、ダム、農地整備、災害復旧工事など多種多様な工事を手がけてきました。新規の大規模工事も多いのですが、特に豊富な実績を誇るのが維持関連工事です。
道路も建造物も、定期的にメンテナンスが必要なもの。大規模なものは数十年単位で必ず工事が発生します。工事はその都度入札がありますが、同社の場合は、これまでの実績と蓄積したノウハウを強みに、多くの維持関連工事に携わっています。その一方で、力を入れているのがリサイクル事業。工事をする上で自然との調和や環境共生を考えることは、大事なこと。産業廃棄物の中間処理場を作り、建設廃材を再利用することで限りある資源を大切にしています。
社員数は43名で、施工管理者と現場作業員で構成。資格取得のための補助制度もあり、作業員から施工管理者へのキャリアアップを支援しています。また、産休・育児制度も整え、男女を問わず取得を奨励。まだ男性社員の中で育児休暇を取得した人はいませんが、子供が病気などの際は仕事を休めるなど、子育てしやすい環境を整えています。＜人は人によって磨かれる＞Human、＜限りある資源を大切に＞Nature、＜優れた技術でより良いものを＞Quality、＜輝ける未来に＞Future。この４つのキーワードを経営方針として掲げ、岩井建設は地域の未来創りを支えています。
吉田 和彦さん工事部
［PROFILE］
1967年盛岡市出身。ずっと野球をしてきたこともあり、強豪校だった盛岡工業高校の土木科に進学。就職活動の際は、当時の先生の勧めもあって岩井建設に入社。以来、施工管理者として様々な工事を幅広く手がけている。
手がけた工事が「地図に残る」、誇らしい仕事です。
高卒で入社した当初から、施工管理者として成長することが求められ、ずっと現場を管理する仕事に携わってきました。施工管理者になるためには資格も必要で、私の場合は、実務経験を積んでから２級から１級へと段階的にチャレンジ。短期間で集中して勉強に取り組み、最終的には１級建築施工管理技士の資格を取得しました。入社して36年目ですが、下水関連、道路、橋梁、災害復旧など、多種多様な工事を経験。仕事内容も、現場の指揮や進捗確認だけでなく、資材や部材の発注から労務管理、クライアントとの打ち合わせなど、多岐に渡ります。様々な書類の作成や作業員の方とのコミュニケーションを円滑にするなど、工事の過程では様々な苦労がありますが、自分の携わった仕事が「地図に残ること」「形に残ること」が大きなやり甲斐であり、醍醐味です。職場の同僚はみんな気心が知れた仲であり、良い人ばかりですが、若い世代が少ないのがネック。最初は作業員の仕事についたとしても、いずれは施工管理を目指すような向上心のある人に入ってほしいですね。