【開催しました】移住者交流会 『ようこそ雫石町へ♪旬のよもぎで「大福&お餅作り」』(転入者応援カフェ)

公開日 2025年06月04日

\ようこそ雫石町へ♪/
旬のよもぎで「大福&お餅作り」交流会を開催しました(転入者応援カフェ)

2025年5月25日(日)、七ツ森地域交流センターにて、移住者交流会「旬のよもぎで 大福&お餅作り」を開催しました。
参加者は大人13名、子ども3名の計16名。季節の恵みを味わいながら、雫石ならではの食文化にふれ、ゆったりとした交流の時間を過ごしました。


雫石の恵みを味わう、手づくり体験

今回の主役は、雫石町で収穫されたばかりの新鮮なよもぎと、地元産のもち米(講師の桐山さん提供)。春の香りをたっぷり閉じ込め、お餅とよもぎ大福をつくりました。

講師を務めたのは、町内で農業を営みながら、味噌や豆腐、保存食などを手づくりしている桐山桂子さん。ご家庭の味をベースに、誰でも再現しやすいレシピと工夫を交えて、地域の食文化を丁寧に伝えてくださいました。


よもぎを混ぜ込んで、お餅づくり

当日は、手摘みしたよもぎの下処理から学びました。細かく刻んで餅に混ぜ込むと、ほんのり緑がかったよもぎ餅が完成。香り高く、見た目にも春らしい仕上がりになりました。

その後は、あんこを包んだ「よもぎ大福」づくりに挑戦。柔らかい餅生地を手のひらで広げて包む作業に、最初は戸惑う声もありましたが、次第にコツをつかみ、みなさん上手に仕上げていました。


三種の手づくりだれで味わう贅沢な時間

つきたてのお餅はそのままでも美味しいですが、今回は地元ならではの3種のたれで試食。桐山さん直伝の味を、参加者全員で楽しみました。

●くるみだれ
香ばしく炒ったクルミをすりつぶし、醤油と砂糖で甘じょっぱく仕上げた濃厚なタレ。餅にしっかり絡むまろやかな味わいで、「家でも作ってみたい!」との声が多く聞かれました。

●みたらしあん
醤油、砂糖、みりんを火にかけ、コーンスターチでとろみをつけた照りの美しいあん。やさしい甘みと餅の相性が抜群でした。

●きなこ
きな粉に砂糖と少しの塩を加えるだけのシンプルな味つけですが、どこか懐かしい味わい。子どもたちにも大人気でした。
 


手から手へつながる、あたたかな交流

作業のあとは、手づくりの大福やお餅を囲んで交流タイム。移住して間もない方、地元に長く暮らす方、町外から参加された方など、多様な背景を持つ方々が自然と会話を交わし、笑顔が広がるひとときとなりました。「雫石での暮らしはどう?」「うちも最近引っ越してきてね」といったやりとりがあちこちで聞かれ、初対面同士でも打ち解けた雰囲気に。お子さん同士もすぐに仲良くなり、地域のつながりの第一歩となる、心温まる交流会となりました。


🥢 食の匠の重っこ料理「サクの油炒め」

この日の箸休めとして、食の匠・瀧沢昭子さんが作ってくださったのが重っこ料理の「サクの油炒め」です。「サク」とは「エゾニュウ」という山菜の地域名で、雫石町御明神地区などで昔から保存食として親しまれてきた春の味覚。サクサクとした独特の食感が特徴で、柔らかいうちに採るととてもおいしい山菜です。炒めたサクは香りも良く、餅の甘さの合間にぴったりの味わい。地域の旬の食材を活かした、心のこもった一品でした。


雫石町では、移住された方や地域に関心のある方が、気軽につながれる場として「転入者応援カフェ」を定期的に開催しています。
次回の開催は6月21日(土)10時より、コテージむらで『ラベンダー摘み取り体験』を行います!どうぞお楽しみに!
 

 

 

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