公開日 2024年09月10日
8月28日~9月2日まで 地域×キャリアデザインプログラムを開催され、横浜国立大学と駿河台大学から5名の学生が参加しました。
首都圏からの実習生を迎え、地域の職業体験や交流を通じて、雫石町の魅力を体感していただきました。
◆1日目 盛岡セイコー工業株式会社『グランドセイコースタジオ』での職業体験
プログラムの初日は、盛岡セイコー工業株式会社「グランドセイコースタジオ」でスタートしました。ここでは、会社概要を説明していただいた後、工房見学を行い細かな部品を使ってボールペン作りに挑戦しました。学生たちは精密な作業と職人技に触れる貴重な体験をしました。
◆2日目 小岩井農場、cafe ROOMの訪問と網張ビジターセンターでの職業体験
小岩井農場では美しい景色を楽しみながら歴史的な農場や牛舎の見学をし、雫石町の豊かな自然と文化に触れました。
網張ビジターセンターでは、森の散策やイベントに関するアイディア出しなどを行い、自然体験をしながら国立公園での仕事について深く学びました。
また、cafe ROOMの吉田さんとの交流では、起業の経緯や雫石町の魅力について伺い、学生たちは大いに刺激を受けました。
◆3日目 YU-YU FARMと白炭職人体験
YU‐YU FARMでは、馬のお世話や石窯でのピザ作りに挑戦しました。ピザ作りを通じて地域の食文化を体験し、地域産の野菜の美味しさを堪能しました。
西山炭焼き窯での体験では、白炭作りや炭焼き窯の見学を行いました。伝統的な白炭作りの技術を学びながら、実際にチェーンソーで木を切り倒す様子を見せてもらいました。また、バドニングや重機を使った薪割りも体験しました。手作業の工程を直接体験し、自然や景観を守る重要性や職人の思いについてもお話を伺い、その背景を理解することができました。
◆4日目 移住者交流会と農作業体験
移住者交流会では、ラベンダーサシェ作りやチーズケーキ、アヒージョ作りなどを楽しみました。実習生が考えたレシピをもとに食事作りを行ったり、コテージむらで収穫されたラベンダーを使って香り袋を作りました。これらの活動を通じて、地域の自然の豊かさや町内産の食材の美味しさに触れることができました。また、参加者同士の交流も深まり、地域の人々やコミュニティとのつながりを感じることができました。
松ノ木さんでの農作業体験では、ヒマワリの種植えやトルコキキョウの圃場見学を行い、農業の魅力を感じながら、夏場のハウス内での体力的な厳しさを実感しました。
◆5日目: 軽トラ市の取材
よしゃれ通り商店街で開催された軽トラ市を訪れ、地域の商業活動について取材しました。町内から出店している8つのお店を巡りながら、地元の商売や文化について学びました。商店街の活気ある雰囲気の中で、地域の方々との交流も楽しむことができました。
◆6日目: 報告会と町長との懇談
最終日には、報告会が開かれ、雫石町の魅力やプログラムの成果、今後の抱負についてを発表しました。
またプログラムの締めくくりとして町長との懇談が行われました。雫石町の未来、町のビジョンなどについて直接質問する貴重な機会となりました。
短い期間でしたが、様々な職業体験や移住者交流会などのイベントを通して、「地域で働くこと、地域で暮らすこと」を感じながら将来のキャリア形成や、職業選択を考えるきっかけに繋がったのではと思います。
学生を無償で受け入れて下さりました、盛岡セイコー工業株式会社様、網張ビジターセンター様、YU-YU FARM柴田様、炭焼き職人坂内様、花・米農家松ノ木様、軽トラ市店舗のしずくいしきらり様、レンタル菓子工房UTAKANE様、しずくの里茶々様、菊の司酒造様、休暇村岩手網張温泉様、花工房らら倶楽部様、串焼きBAL choku choku様、WAKODO様、本当にありがとうございました。
◆インターンシップに参加した学生たちの感想を紹介します。
様々な体験先にお邪魔し沢山の人や自然と関わり普段中々できない貴重な体験を6日間させて頂き自分の考え方の幅が広がったり経験値となりました。雫石の過疎化や人手不足に関しても深く考えさせられましたし、その問題を解決しようと様々な取り組みが行われている事も実際に見聞きし自分もその解決する為の力になりたいと思いました。このプログラムに参加する前は雫石町の事を知らなかった為こんなに素敵な町で6日間過ごせた事がとても幸せでした。また行きたいです。
町の人々が本当に優しくて温かく迎えてくれた。雫石町の魅力は本当に人々の優しい心や人とつながる心地よさ、温かさ、そういった部分だと感じています。東京にいると目まぐるしく過ぎる日常も、雫石だと心が本当に穏やかに過ごせてじんわりと心地よく時間が過ぎました。
白炭作りや過去の経験談、町の自然の在り方などを熱く語って下さり、とても勉強になることばかりでした、好きなことを追い求めその白炭作りで生活できるようになったその生き様がかっこいいと感じました。 薪割りは大変でしたが、このような仕事があるおかげで我々の生活が支えられているのだと思うととても素敵なお仕事だと感じました。ありがとうございました。
馬との触れ合いや乗馬の際に丁寧に教えて下さりましたし、ピザ作りの際は柴田さんの奥さんにソースの塗り方などを教えてもらい楽しく様々な体験をさせて頂きました。ピザとても美味しかったです。機会があったらまた会いに行きます。ありがとうございました。
農作業体験では、お話を聴かせてもらい、私自身の農作業に対する気持ちが変化しました。 私が農家を継いだ際には修行に行かせてください。短い時間でしたが相談事に乗ってもらいありがとうございました。
今回印象に残ったのは白炭作りでの坂内さんへのインタビューでした。以前から職人の方に聞きたいことがあり、職人のプライドが確かめられてうれしかった。
充実した6日間のうち、特に私は地方活性化やコミュニティ形成に関心があるため、皆さんどのような工夫をされているのかとても勉強になりました。特に関東圏に住んでいる人からすると、地方での暮らしを憧れるきっかけになるなと感じました。
◆9月2日報告会資料
2.PDF[PDF:17.1MB] (実習生作成スライド)
nakamura.pdf[PDF:725KB] (中村さん報告書)
miyazawa.pdf[PDF:557KB](宮澤さん報告書)
funaki.pdf[PDF:508KB] (舩木さん報告書)
emura.pdf[PDF:334KB] (江村さん報告書)
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード