公開日 2022年08月18日
更新日 2022年08月18日
雫石の真夏の祭典が帰ってきました。8月11日、3年ぶりとなる「第52回雫石よしゃれ祭」がよしゃれ通り商店街で開催。よしゃれ踊りやYOSAKOI、さんさ踊りの団体など、総勢約500人の出演者がパレードを披露。伝統のあねっこ姿や色とりどりの衣装に身を包んだ踊り手らの踊りに酔いしれ、約4500人の観客が詰めかけたよしゃれ通り商店街は久方ぶりの熱気に包み込まれました。
◉雫石よしゃれについて
「よしゃれ 茶屋のかかあ、花染めのたすき、肩にかからねぇで、気にかかる」
「よしゃれ、おかしゃれ。その手は食わぬ。その手食うよな野暮じゃない。」
今から400年以上も昔、雫石城主斯波久詮(注)と南部信直との戦の中で、葛根田川から雫石城までの秘密の水脈をめぐる南部方の隠密と、水の取入口にあった斯波方の茶屋女とのかけひきから生まれたと言われ、江戸時代末期から明治にかけて、正装で踊る格調高い踊りが成立したとされています。(注:戸沢氏とする説もある)。
現在、男踊りと女踊りの2つの踊り形式が伝わる雫石よしゃれ。唄い出しに「ハァー」がつかないなど、古い伝統を受け継いでいるものを町の文化財に指定しています。