11/26移住カフェ「雫石に触る(クマと共生する)」を開催しました

公開日 2017年11月27日

2017年11月26日(日)、網張ビジターセンターにて、雫石町移住カフェ「雫石に触る(クマと共生する)」を開催し、約30人の参加がありました。

この移住カフェは、町への移住を検討している方や移住したばかりの方、雫石の暮らしに興味のある方などを対象に、交流の場としているもので、8月の「宮澤賢治と雫石」、10月の「馬と雫石」に続く第3弾として開催しました。

今回は「クマと共生する」をテーマに、クマやイノシシ、野生動物等と共生する暮らしについて、専門家や町の対策担当からお話しを聞き、その後に、参加者同士で意見交換を行いました。

クマの生態に詳しい岩手大学名誉教授 青井 先生の講義では、クイズを交えたり、動物のはく製を用いながら、野生動物やクマに関して、分かり易くご説明いただき、人とクマとの共生については、「森の整備(刈り払いなど)、里に誘因する原因(エサとなるもの)の除去、人の怖さを教えるなどをセットで行い、クマが出没しづらい環境づくりを地域みんなで取り組む努力が必要」というお話がありました。
また、「クマはヘビが嫌い」なのだそうです。

雫石町役場農林課の谷崎主任の説明では、近年増えてきているイノシシの対策にも触れ、「電気柵など物理的対策の実施、耕作放棄地を減らし有害鳥獣の隠れ家を減らす、生ゴミの放置や野菜くずなどを放棄しない、収穫しない果樹木は伐採する、被害があったらすぐに連絡を」などのお話しがありました。

参加者による意見交換会では、3つのグループに分かれて行い、「クマとの共生」、「イノシシの対策」、「ハンターの不足・高齢化」、「ジビエ料理」、「野生動物に山奥で暮らしてもらうか、人との同所を認めるかの選択が必要」、「有害鳥獣の不妊化を研究してはどうか」など多様な意見が出されました。

雫石町では、移住促進や交流、暮らしに関する情報などのイベントを実施しています。次回は、12月9日(土)に雫石町中央公民館にて「月3万円ビジネスのすすめ」雫石で仕事を創るワークショップを開催予定です。先着申込順ですので、ぜひ、お早めにお申込みください。

 

◆画像(下):岩手大学名誉教授 青井先生による講義の様子
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◆画像(下):雫石町役場農林課 谷崎主任による町の取り組み等説明
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◆画像(下):参加者同士の意見交換の様子
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