東北紙器株式会社が「地域ぐるみで学ぶ! クマ対策研修会」を開催

公開日 2024年03月08日

 3月6日(水)、本町で段ボールを製造する東北紙器株式会社が「地域ぐるみで学ぶ! クマ対策研修会」を開催しました。町職員で農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーの谷崎修さんが講師を務め、同社社員や地域住民約30人が参加しました。

 谷崎さんは、クマの生態や近年の被害状況、対策として電気柵の有効性を説明。また、森と人里との間を下草刈りなどで見通しよくすることで、元来臆病であるクマを寄せ付けないように対策する、地域ぐるみで緩衝帯を管理する重要性を訴えました。

 研修会の後半には、クマに遭遇した際の対処法を追払い用の花火や訓練用のクマよけスプレーを使用し体験。クマよけスプレーは噴射の圧に負けないよう両手でしっかりと持ち、5mの距離からクマの顔を狙って噴射することなど、ポイントを教わっていました。

 参加した地域住民らは「クマはかなり身近な問題。お話を聞いて初めて知ることも多かった。実際に体験することも大切だと思いました」「追払い用花火の音の大きさに驚いた。これならクマも逃げると思う。追払い用の花火やクマよけスプレーの購入を考えたい」などと話しました。

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