12月20日（水）、盛岡セイコー工業株式会社が「2023年度緑化優良工場等東北経済産業局長表彰」を受賞しました。これは、工場緑化を積極的に推進し、工場内外の環境向上に顕著な功績のあった工場に贈られるものです。盛岡セイコー工業株式会社は、半世紀以上続く環境保全活動に加え、生物多様性や環境教育への取り組み姿勢が高く評価されました。

　受賞を受け、加藤幸則社長は「常日頃から雫石町の自然の中で仕事をすることへ感謝の気持ちを持っています。今回の受賞で、自然への感謝として取り組んだことが認められ非常にうれしいです」と喜びの言葉を述べました。

　盛岡セイコー工業株式会社は、2021年8月に岩手県と「地方創生及び持続可能な地域社会の実現に向けた活動を協働で推進することを目的とした包括連携協定」を締結。また、同年11月には本町と岩手県と「企業の森づくり活動に関する協定」を締結し、環境保全に対する取り組みを一層強化してきました。
　敷地緑化率約37%と豊な自然環境を有する同社は、2022年に岩手県立大学と連携した水辺ビオトープを同社敷地内に整備し、生物多様性の保全や子どもたちを招いた環境教育を行っています。また、同社を囲む林には、昆虫の住処となる「インセクトホテル」なども設置し、自然環境を生かした活動を展開しています。

　県内企業の緑化優良工場等東北経済産業局長表彰受賞は、2003年のみちのくコカ・コーラボトリング株式会社花巻工場の受賞以来、20年ぶりの受賞となりました。