公開日 2019年03月13日
更新日 2019年03月13日
3月2日(土)、「〈滴石城〉とは、どんな城だったのか?」をテーマに、町民公開歴史講座(滴石史談会主催)が開催され、約65人が参加しました。
第1部では、昨年5月1日~6月12日に行われた「雫石(滴石)城跡」の発掘調査を行った雫石町埋蔵文化財発掘調査員(発掘当時)の立花雄太郎さんから、調査の概要について報告がありました。
調査から、128㎡の面積から27点の陶磁器・鉄製品が出土、149基の柱穴状土坑が確認されたことから屋敷と離れ・倉庫などがあったのではないかと推測され、炭化物から15世紀後半~16世紀初頭の建物であることが確認されたなどの報告がありました。
第2部では、「岩手・雫石周辺の中世城館について」と題し、盛岡市遺跡の学び館文化財副主幹の室野秀文さんより講演がありました。
歴史史料と中世城館からみえる滴石(戸沢)氏、雫石(斯波)氏から南部氏の時代へと変遷する過程について講演され、参加者は雫石の歴史に思いをはせました。
講演会の様子
雫石町埋蔵文化財発掘調査員(発掘当時)の立花雄太郎さん
盛岡市遺跡の学び館文化財副主幹の室野秀文さん
出土品展示の様子