盛岡セイコー工業株式会社が表敬訪問しました

公開日 2018年12月14日

 12月14日、盛岡セイコー工業株式会社の竹中雅人社長、斎藤憲総務課長、伊藤勉さん(雫石高級時計工房)、加藤智也さん(技能育成塾)が町役場を訪れ、伊藤さんが平成30年度「卓越した技能者(現代の名工)」に選定されたことと、加藤さんが11月2日〜5日に開催された第56回技能五輪全国大会「時計修理」職種で金賞を受賞したことを町長に報告しました。

 伊藤さんは「高校生の頃から憧れていた。受賞した時は驚いたが、これからも長く愛される製品を作っていきたい」と、加藤さんは「昨年出場した時は思うように結果が振るわず悔しい思いをした。先輩方からご指導をいただき優勝することができた。これからも頑張りたい」と述べました。

 

◉技能五輪全国大会とは

 23歳以下の青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技。次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに、大会開催地域の若年者に優れた技能を身近にふれる機会を提供するなど、技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成を図ることにおかれています。

 昭和38年から継続的に開催され、現在は42職種の競技が行われています。

 加藤さんが金賞を受賞した「時計修理」職種は、クオーツ腕時計の故障及び不具合修正、機械式ムーブメントの故障及び不具合修正、時計部品製作、外装部品仕上げの4つの課題について、2日間にわたり競技を行います。

 

卓越した技能者(現代の名工)とは

 卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を厚生労働大臣が毎年一回表彰するものです。 

 伊藤さんは、2000年に盛岡セイコー工業の高級機械式腕時計の組立職場に配属され、高度な組立、調整技能を有しており、18年にわたりグランドセイコーの量産製造を支えてきました。そして、職場リーダーとして技能伝承に努めるほか、社内講座等での講師や時計技能競技会出場者の指導も手がけるなど、幅広く後進の育成に貢献し、さらに多数のメディア取材や、国内外でのセミナー、組立実演を通じて、日本の高級機械式腕時計の魅力や技術の高さをアピールし、機械式時計のファンや市場の拡大に貢献されている功績が認められ、今回の受賞となりました。

 

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