雫石町指定文化財 記念物(動物) チョウセンアカシジミ

2016年2月23日

 チョウセンアカシジミ

チョウセンアカシジミ.jpg

 

【所在地】
  雫石町内

【所有者・管理者名】
  

【指定年月日】
  平成元年7月21日


【概要】

 ロシア沿海州南部・朝鮮半島(高地帯、南部をのぞく)・済州島・中国遼寧省南部・日本に生息し、日本海をとりまくような形で分布する珍しい種類のチョウである。日本では、岩手県・山形県・新潟県のごく一部にしか生息しておらず、岩手県では、久慈市・野田村・普代村・田野畑村・岩泉町・宮古市・滝沢市・雫石町に生息し各市町村でそれぞれ天然記念物に指定されている。
  チョウセンアカシジミは、羽をひろげた大きさが約3.5㎝、羽の両面ともオレンジ色のとてもきれいなチョウである。7月に産まれた卵はそのまま冬を越し、翌年の4月下旬に孵化し、デワノトネリコという木の葉を食べて育つ。孵化したばかりの幼虫は1㎜ほどしかないが、3回の脱皮をしながら大きくなり、2㎝ぐらいになる。そして6月中旬、石の下や落ち葉の下でサナギとなり、7月上旬に羽化する。羽化したチョウセンアカシジミは、それから3週間の間に、交尾・産卵をして1年の命は終わる。