平成２６年度の総合防災訓練は８月３０日（土）、西山地区を主会場に約９００人が参加して行われました。

　今回の総合防災訓練は、岩手県、八幡平市、滝沢市、雫石町、盛岡地区広域消防組合消防本部が主催し、岩手県総合防災訓練として実施したもので、岩手山の噴火による降灰と大雨による土石流災害を想定し、八幡平市や滝沢市でも訓練が行われ、雫石町では西山公民館、西山運動場などを会場に行われました。

　訓練には、警察、消防、自衛隊、消防団、婦人消防協力隊、日赤奉仕団、雫石医科歯科会、西山地区の自主防災組織、災害協定締結団体、町職員などのほか、学校や地域が連携しての訓練となるよう上長山小学校の児童や教職員が参加し、避難勧告・避難広報・避難誘導・道路閉鎖・避難所開設・炊き出し・倒壊建物救出搬送・トリアージ・応急処置・火山防災学習など、災害発生時に迅速で的確な対応ができるように、さまざまな訓練が繰り広げられました。

　雫石町では昨年８月９日の大雨洪水災害や台風による災害、国内でも各所で大雨洪水災害が発生するなど、災害はいつ起こるかわかりません。

　山沿いやがけ地の下にお住まいの方は「まずは避難する」、避難が間に合わないときは２階の谷側に避難（垂直避難）することにより、まずは「身の安全の確保」を一番にお願いします。

　川沿いにお住まいの方も「まずは避難する」ことにより「身の安全の確保」を心掛け、くれぐれも増水した川や水路の様子を見るために被害に遭うことのないようにしましょう。

　各自主防災会においても防災訓練に取り組んでいただいていますが、日頃から家庭内でも話題にして、自身も家族からも災害による被害者を出さないようにしましょう。