国民健康保険税の計算のしかた

2017年9月1日

 国民健康保険税は、加入者の前年の所得をもとに、4月1日を基準日(賦課期日)として、4月から翌年3月までの1年分の税額を計算します。

 4月1日以降に国民健康保険に加入した場合は、加入した日を基準日として、加入した月から月割りで計算します。また、月途中で脱退する場合は、脱退する

日が属する月の前月分までの保険料を負担していただきます。

 

国民健康保険税の計算は、次の4つの負担割から構成されています。

    ◆ 所得割 … 加入者の前年の総所得金額等(※)から基礎控除額の33万円を差し引いた金額に一定の税率を乗じて計算します。

            (※)総所得金額等とは

               地方税法に規定する総所得金額(事業所得、不動産所得、利子所得、配当所得、給与所得、雑所得、総合課税の譲渡所得、一時所得)

              及び山林所得金額、土地等の譲渡等に係る事業所得等の金額、土地建物等の短期・長期譲渡所得の金額、株式等に係る譲渡所得の金額、

              先物取引に係る譲渡所得の金額、条約適用利子等に係る利子所得等の金額の合計額のことです。

               ・退職所得は、総所得金額に含みません。

               ・租税特別措置法に規定する肉用牛の売却に係る事業所得(いわゆる「免税牛所得」)は、総所得金額に含めて計算します。

               ・土地建物等の短期・長期譲渡所得は、特別控除後の金額で計算します。ただし、軽減判定は、特別控除前の金額で計算します。

               ・事業主で専従者控除がある場合、総所得金額には含まれませんが、軽減判定時には所得として計算されます。

               ・専従者給与をもらっている加入者は、軽減判定時にはその専従者給与額を除いて計算します。

               ・雑損失の繰越控除、上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除、先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除は適用されます。            

   ◆ 資産割 … 加入者の固定資産税額(償却資産は除く)に税率を乗じて計算します。共有資産を所有する加入者について、当該共有資産の固定資産税額を                                                                     

           共有持分割合で按分した額に税率を乗じて計算します。


   ◆ 均等割 … 各世帯の国民健康保険加入者数に応じて計算します。

 

   ◆ 平等割 … 国民健康保険加入世帯単位で計算します。

 

 

 この4つの負担割は、次表に示す国民健康保険税の税率・税額にあてはめて課税額を計算します。

 

国民健康保険税の税率・税額(平成29年度)

世帯の課税額
(年税額)
医療給付費分 後期高齢者支援金分 介護納付金分
(40~64歳の人のみ)
所得割 6% 所得割 2% 所得割 1.3%
資産割 10% 資産割 3% 資産割 3%
均等割 16,500円(1人) 均等割 7,500円(1人) 均等割 6,000円(1人)
平等割 24,500円(1世帯) 平等割 7,000円(1世帯) 平等割 5,000円(1世帯)

※世帯の課税の上限額(賦課限度額)は、医療分54万円、支援分19万円、介護分16万円です。

 

 

国民健康保険税の計算例

 加入者が2人(世帯主と妻)の場合

  • 世帯主(60歳) : 前年の所得 1,500,000円
  •  妻 (58歳) : 前年の所得  500,000円
  • 固定資産税:10,000円

 

   (1) 所得割額を算出するための課税標準額を算出します。

       世帯主分 ・・・ 所得 1,500,000円 - 基礎控除額 330,000円 = 1,170,000円

        妻分   ・・・ 所得   500,000円 - 基礎控除額 330,000円 =  170,000円   

                                                                           合計課税標準額   1,340,000円

 

   (2) (1)で算出した合計課税標準額に、上記表に示した所得割税率(医療給付分6%、後期高齢者支援金分2%、介護納付金分1.3%)を乗します。

      → ・ 医療給付分        1,340,000円 ×  6% = 80,400円

          ・ 後期高齢者支援金分    1,340,000円 ×  2% = 26,800円

          ・ 介護納付金分       1,340,000円 ×  1.3% = 17,420円 

 

   (3) 資産割額を算出するため、上記表に示した資産割税率(医療給付分10%、後期高齢者支援金分3%、介護納付金分3%)を乗します。

      → ・ 医療給付分         10,000円 × 10% = 1,000円

        ・ 後期高齢者支援金分     10,000円 ×  3% =  300円

        ・ 介護納付金分        10,000円 ×  3% =  300円

             

   (4) 均等割額を算出します。  

      → ・ 医療給付分         加入者2名 × 16,500円 = 33,000円

        ・ 後期高齢者支援金分     加入者2名 ×  7,500円 = 15,000円

        ・ 介護納付金分        加入者2名 ×  6,000円 = 12,000円

 

   (5) 平等割額を加算します。

      → ・ 医療給付分         24,500円

          ・ 後期高齢者支援金分      7,000円

          ・ 介護納付金分         5,000円

 

 

  以上の計算より、年間の国民健康保険税は次のとおりとなります。

 

世帯の課税額
(年税額)
医療給付費分 後期高齢者支援金分 介護納付金分
所得割 80,400円 所得割 26,800円 所得割 17,420円
資産割 1,000円 資産割 300円 資産割 300円
均等割 33,000円 均等割 15,000円 均等割 12,000円
平等割 24,500円 平等割 7,000円 平等割 5,000円
222,720円 138,900円 49,100円 34,720円

 

 

 

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